2025年3月19日

『頭のいい人だけが知っている世界の見方』 西岡壱誠・著 vol.6682

【頭のいい人の観点】
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本日ご紹介する一冊は、ベストセラーとなった『東大読書』『東大思考』をはじめ、著書の累計が90万部を突破している東大生作家、西岡壱誠さんによる、注目の新刊。

『東大読書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492046259

『東大思考』
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頭のいい人が身につけているという、「探究的思考」「連想思考」「推論思考」「科学的思考」のやり方を紹介。

頭のいい人だけに見えている世界を、数字、自然科学、言葉、教養などの視点からわかりやすく解説し、物事の捉え方を豊かにする方法を説いています。

・「330円」「726円」「1155円」「957円」を見て、11の倍数だと気づく
・時刻表を見て、利用者がどれくらいなのかを把握する
・海岸近くの森を見て、「ここでは魚が獲れそうだな」と考える
・「花嵐」と聞いて、「別れ」を思う

さまざまな、『頭のいい人だけが知っている世界の見方』が出てきますが、これを読者が学ぶことのメリットは明確。

「資本主義では、他者が気づいていないチャンスに気づくこと」が利益になるのです。

どんな土地に価値があるのか/ないのか、どこで商売をやれば儲かるのか、どんな会社が就職活動で狙い目なのか…。

本書で紹介された思考を身につければ、きっと人より多くのチャンスが見えてくると思います。

さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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「330円」「726円」「1155円」「957円」を見て、11の倍数だと気づく(中略)消費税が10%かかるんです。10%の消費税がかかるということは、お会計の金額は1.1倍された後のものであり、つまりはほとんどの場合11の倍数になっている

みなさんがコンビニでバイトしたとして、11の倍数のお会計になっていなかったら、「あれ? なんか計算間違っているかも?」と考えられますよね

お客さんの数が減ったら、「人気がなくなった」のではなく「どこにその数字が流れたのか」を考える

共通の見解を持つことができないからこそ、なかなか指示は通らなくなってしまうのです。では逆に、「誰にとっても同じ解釈しか生まれない、共通の見解」を作るためには、どのように考えればいいのでしょうか? この答えは簡単で、「数字」を利用すればいいのです。例えば、「お客さんがコップを45度以上に傾けたらお茶を注げ」と指示するのです。45度以上傾けているということは、コップのお茶が半分を切っているということを指します(もちろん、これはコップの形状にもよりますが)

「この宝くじ売り場は大当たり続出!」と聞いて、「利用者が多いんだな」と考える

「当たる宝くじ売り場があるってことは、この場所って、利用者が多いんだな。ここでビジネスを始めたら、多くの人が利用してくれるかもしれない」なんて考えることができると、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません

風は基本的に西から東に吹きます。飛行機に乗ったことがある人なら、東京から九州に行くときは遅いのに、九州から東京に行くときは早いというのを知っているかもしれません。ということは、西の空の綺麗な夕焼けの空は、明日の朝になったら自分たちの頭の上に来る空なのです

海岸近くの森を見て、「ここでは魚が獲れそうだな」と考える(中略)海岸の近くに森があった場合や上流にある森は、海に栄養を与えている可能性がある

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「部分を見て、全体を知る」ことは、頭のいい人の基本だと思いますが、本書はそのための方法論を説いた一冊。

古くからの知恵がなぜ有効なのか、論理的に解説したものも多く、純粋に読み物として読んでも面白いと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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『頭のいい人だけが知っている世界の見方』西岡壱誠・著 KADOKAWA

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◆目次◆

第1章 数学的思考を持っている人が見ている世界
第2章 日常を紐解くことができる人が見ている世界
第3章 言葉の深層を理解する人が見ている世界
第4章 多角的な視点を持っている人が見ている世界
おわりに

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