2018年6月22日

『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』 渡部清二・著 vol.5057

【株!】
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本日ご紹介する一冊は、会社四季報の達人が、大化け株を探すための四季報の読み方を解説した注目の一冊。

著者は、野村證券で個人投資家向け資産コンサルティングに10年、機関投資家向け日本株セールスに12年携わった人物で、過去20年以上、毎号2000ページ超の四季報を「長編小説のように」読み続けた達人とのこと。

本書の中に、著者が読破した「四季報の山」と一緒に写っている写真がありますが、確かにインパクトがあります。

興味深いのは、単なる四季報の読み方ではなく、著者自身の足で稼いだ情報とミックスして見えてきた、大化け株の発掘法が書かれていることで、個人投資家でも活かせるヒントがたくさんあります。

一見わからないオリンピック関連銘柄を読み解く方法、時代の変わり目に伸びる銘柄を見つけるヒント、過去から学ぶ視点…。

なるほど、経済を読むとはこういうことだったな、と改めて気づかされました。

株で儲けたい人はもちろんですが、読むことで経済を読む視点も身につく、素晴らしい内容です。

さっそく、ポイントを見て行きましょう。

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「テンバガー(10倍上がる株)を見つけるには、まずは自分の家の近くから始めることだ。裏庭になければ、商店街や、職場である」これは、株式投資家のためのバイブルで、不朽の名著とされる『ピーター・リンチの株で勝つ』(ダイヤモンド社)にある一節だ

四季報読破をしていて、シートゥーネットワークを発見した。同社は、加工食品のディスカウントストア「つるかめ」を展開していたが、安売りを実現するために、例えばマヨネーズはトップブランドの「キユーピー」(2809)ではなく、値段は安いが味はたしかな「ケンコーマヨネーズ」(2915)を置いていた。ユニークな品ぞろえで差別化を図っていた点からも、この銘柄が“光って”見えた私は、証券セールスとして顧客に幅広くおすすめした。その結果、どうなったか。なんと株価は1年ちょっとで20倍以上に大化けしたのだ

◆注意してみている「気づき」のポイント
(1)世の中や会社が大きく転換するようなコメント
(2)突然伸び出す売上高などの業績
(3)チャートの転換

前回開催時、オリンピックにまったく関係なさそうなのに、大きく株価を上げた銘柄は何か。例えば国会議事堂に赤じゅうたんを納入する繊維企業、住江織物(3501)。そしてもう1社が、当時の四季報の会社「特色」欄に「創業明治42年の古い繊維機械メーカー」と書かれていた津田駒工業(6217)だ。株価上昇率を比べれば、住江織物は10倍、津田駒工業は18倍と突出して高い(中略)つまり、膨大な「畳」市場が、「フローリング」や「カーペット」に置き替わっていく時期だったのだ

時価総額を決めるのは事業のポテンシャル

今期に過去最高純益を更新する(予定の)企業は、当然ながら、株価も過去最高値を更新する可能性が高い

◆10倍株探しの4つのポイント
1.成長性を示す「増収率」が高い(20%以上)
2.稼ぐ力を示す「営業利益率」が高い(10%以上)
3.オーナー経営者で筆頭株主
4.上場5年以内

売るタイミングは、そのストーリーが崩れたときだ

将来、「中興の祖」になり得る人物が率いている会社に注目

低位株は「テンバガー」(10倍株)の可能性を秘めている

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2020年を目前に、日本の株式市場は大きく変わると思いますが、その際何が起こるのか、今から学んでおいて損はないと思います。

実際の四季報の紙面を見せながら解説してくれているので、わかりやすさは抜群です(文字は小さいですが)。

各種指標や具体的な銘柄の解説もあり、じつに勉強になりました。

株で一発当てたい人は、ぜひ、読んでみてください。

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『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』
渡部清二・著 東洋経済新報社

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◆目次◆

プロローグ
第1章 【事例編】四季報から見つけた10倍株・100倍株
第2章 【実践編】10倍株探しの4つのポイント
第3章 【事例編】10倍株はこうして見つけろ
第4章 お宝銘柄をみつけるための常識・非常識
第5章 四季報を読む&使うための技術
番外編 気になったコメント おもしろコメント

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