2015年7月25日

『トヨタの自分で考える力』原マサヒコ・著 vol.4022

【ストーリー形式でトヨタの思考法が学べる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478064598

最近は、ストーリー形式、マンガ形式のビジネス書があふれていて、もともとのビジネス書ファンのなかには、反発心をおぼえている方もいらっしゃると聞いています。

しかしながら、追体験する、状況ごとにノウハウをどう活用するか理解するためには、ストーリー、マンガは極めて有効。

読んだなかで言えば、『ザ・ゴール』『まんがでわかる7つの習慣』などは、本当によく練られています。

※参考:『ザ・ゴール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478420408

※参考:『まんがでわかる7つの習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800215315

ストーリー形式、マンガ形式の本のポイントは、

1.ストーリーが面白いかどうか
2.主要なビジネスノウハウが体系立ててまとめられているか

ですが、そういう点で良かったのが、本日ご紹介する『トヨタの自分で考える力』。

元トヨタNo.1メカニック(技能オリンピック最年少優勝)の原マサヒコさんが、超優良企業トヨタの「5つの思考」(改善思考、横展思考、現場思考、真因思考、行動思考)を解説しています。

ストーリーでは、取締役にクビ宣告をされた主人公が、トヨタの思考法を取り入れて成長する様子を描いており、部下を成長させたいマネジャーにとっても有用な内容です。

さっそく、気になる部分をチェックしてみましょう。

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「モノを探すというのはムダな動作だ。ムダをなくすためには、探すのではなく『モノを取る』というレベルの動きにまで落とし込まなければいけない。そうしなければ仕事をするための時間は創出されないんだ」

「人間の脳は困らない限り知恵というのは出てこないんだ」

「ああ、自らの知恵を足さなければ、キミはいつまでたっても進歩しない。知恵を足して初めて仕事は完成するんだ。だから、ツールの導入で満足して終わらせてはいけない」

「いいか、君たち。同じ石で二度転ぶようなことがあってはならない。仕事をしていれば問題は起きる。ただ、何か問題が出現したときには、そこで立ち止まって必ず対策を練るんだ」

「海老名くんね、代案もないのに反対するんじゃないよ」

「課題のない報告はいっさい受け付けない」

「トヨタはフォードやGMといった米国企業をベンチマークしながら自社の体制を整えていったし、生産管理においてはスーパーマーケットなんかもベンチマークしていた」

「稟議書の作成を自動化するというのは良いやり方かもしれない。ただ、良いやり方を見つけたなら、『横展』をしょうと考えなければダメだ」

「現場が先で、データは後だ」

「床にはお金が落ちていると考えろ」

「物に聞け」

「現実から離れないためにも、数字から目を離すな」

「責任を追及するのではなく、原因を追究することに心を砕くべきだ」

「原因の背後には必ず真因がある。ミスが起きたときには表面的な問題だけを見るのではなく、『なぜ』を五回繰り返して真因に迫り、本質的な解決を図る、というのがトヨタの考え方なんだ」

「人間のやったことは、人間がまだやれることの一〇〇分の一にすぎない」

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トヨタの現場で徹底されているという「考え方」や「口グセ」がひと通り紹介されており、トヨタ本の入口として最適の内容です。

「トヨタの思考法なんてもう知ってるよ」という方でも、読めばまた違う気づきがあるはずです。

ぜひチェックしてみてください。

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『トヨタの自分で考える力』原マサヒコ・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆

第1章 どうすれば成果はあがるのか?【改善思考】
第2章 視点をずらして1+1=3にする【横展思考】
第3章 問題がわかれば九割解決できる【現場思考】
第4章 本質をどう見抜くのか?【真因思考】
第5章 スピードが解決を前進させる【行動思考】
付録 「トヨタの口グセ」まとめ

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