2015年7月17日

『イタリア人はピッツァ一切れでも盛り上がれる』田島麻美・著 vol.4014‏

【イタリア流・幸せに生きるコツ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575309184

世の中で何かのトレンドが叫ばれた時は、逆が真ではないかと考える。

真理を見極める時には、大切な視点です。

有識者の言っている「正しいこと」を疑うことで、本当に社会がうまく回るしくみが見えてくることだってあるのです。

本日ご紹介する一冊は、「グローバル」や「格差」「お金」とはまったく逆のイタリア人の価値観を、ローマ在住の著者が紹介した本。

時代が混沌としてくると、『パパラギ』のような、現状の価値観に一石を投じる本が売れるものですが、本書もまたそんな一冊です。

※参考:『パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797352396

「グローバル」じゃなくて「地元愛」、「大量生産」ではなく「一つしかないもの」、たとえ一切れのピッツァでも分け合って食べれば幸せ…。

イタリア人に学ぶ、幸せに生きる方法が、わかりやすいエピソードで綴られており、とても新鮮な内容でした。

バリバリのビジネス書ばかりを読んで、ちょっと疲れているあなたに、エッセンスをご紹介しましょう。

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元気の秘訣は「美味しいものと笑いをみんなで分かち合う」こと

「グローバル」なんて興味ない。地元愛こそすべて

世界に知られるシェフになることは、自分の幸せではない

イタリアについて語る時、「カンパニリズモ」という言葉がよく使われる。語源となっている「カンパニーレ」は教会の鐘楼のことで、意味は「イタリア人は自分が生まれ育った街の教会の鐘楼が最も美しく、音色もすばらしいと思っている」ということ

自分という人間の原体験に結びついている地元をひいきにし、愛するということは、自分を愛し、大切にするということでもある

「一つしかないもの」にこそ価値がある

イタリアにおいて最も効果を発揮する宣伝文句は何か? それは、「UNICO/ウニコ」という言葉である。ウニコとは、イタリア語で「一つしかない、唯一無二の」という意味を持つ。と同時に、「比類ない、すばらしい」という意味も含んでいる

ガタガタ道で不便なことこのうえない石畳を、決してアスファルトに変えようとしないのも、そうした「一つしかないものを大切にしたい」というローマの人々の価値観の現れ

家族という基盤があれば社会で流されない

「家族との約束」という言葉は、もう変更不可能という意味

お金も仕事もなくても結婚できる

たとえ一切れのピッツァでも分け合って食べれば幸せ

「大人気」よりも「私」の価値観が大事

自分の人生を楽しめないなら、仕事をする意味はない

誰も認めてくれなくてもいい、僕さえよければ

議論の目的は、相手を言い負かして、自分が優位に立つことではない

「沈黙」は人として向き合うことを放棄する行為

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日本人全員がイタリア人のマネをする必要はありませんが、自分と違う価値観に触れて、視野を広げるには、面白い内容です。

自分の生き方、働き方を見直すヒントに、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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『イタリア人はピッツァ一切れでも盛り上がれる』田島麻美・著 双葉社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575309184

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◆目次◆

第1章 「グローバル」なんて興味ない。地元愛こそすべて
第2章 他の誰よりも、自分の家族を大事にする
第3章 自分の人生の主人公は「私」!
第4章 おしゃべりのパワーは、生きる力
第5章 喜びも痛みも誰かと分け合いたい! 「隣人愛」で人生は豊かになる

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