2015年2月26日

『社長のいき方』牟田学・著 vol.3873

【指導実績11万社! 社長必読の一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569821006

本日の一冊は、社長専門コンサルタントとして11万社を超える指導実績を持ち、自らも日本経営合理化協会を率い、大成功している著者が、社長の打つべき手、持つべき心構えを指南した一冊。

・第一次商圏のビジネスは「多店舗化で売上・利益を伸ばす」
・「周辺事業を興す」
・施設・設備には「百年の計をめぐらす」
・ライバルのカタログは宝の山
・もう一つの柱を加える

など、具体的経営のヒントと、身の引き締まる戒めが散りばめられており、経営者が読めば、今すぐ行動を起こしたくなる内容です。

驚かされるのは、すべてのアドバイスが、業種ごとの事情、競争原理の違いをふまえつつ行われていること。

「第一次商圏のビジネスは…」、「メーカー型の事業にとって…」といちいち前提を固めてから伝える慎重さに、著者の経験の深さを感じました。

経験の浅いコンサルタントなら、すべてを一緒くたにしてしまうところ、このきめ細やかさは、さすがだと思います。

また、長期的な視野を持って設備投資に取り組むことや、戦いに勝った後の態度についての話、力を分散していないかどうかのチェックなど、いちいち指摘されて「ハッ」と気がつくことばかりです。

具体的ノウハウも、たとえば<新規開拓に効果的な「四点セット」>と称して販促ツールの話が書かれていて、即役に立ちます。

※参考:新規開拓に効果的な「四点セット」
1.カタログを作成すること
2.カタログに添付する手紙を書くこと
3.返信用ハガキをつくること
4.社長・担当長の名刺を、クリップ止め用につくること

こんなに気づきの多い本が1800円なら安い。

日本政府に、今すぐ全国の経営者に配って欲しい、そんな一冊です。

———————————————–
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
———————————————–

どんな会社でも、お客様が増えている会社は好調で、お客様が減っている会社は不調である

昇給できない、ボーナスが少ない会社に人は定着しない

車を運転する人のほとんどが、会社や家から二キロ以内のガソリンスタンドへ行っている(中略)優れたガソリンスタンドの経営者は、ニキロ商圏を百店、二百店と数多くつくり、売上を促進してきた。それが第一次商圏の商売である

和食を昔からやっていた店が、最近になって洋食の店を開店した。お客様はおいしい和食の店が同じようにおいしい洋食の店を開いたと信頼し、列をなしてやってきた。売上も利益も倍増する結果となり大成功であった。同じお客様に別の商品を買っていただく狙いの周辺事業は相乗効果が高い

施設や設備が古かったり、小さかったりしている会社は、たとえ、今、流行っていても、兜の緒を堅く締めて贅沢をせず、新しい施設の計画を立て、備えなければ、後で悩むことになる

モデルチェンジやマイナーチェンジは、固定客化に役立つことはもちろんであるが、さらに大事なことは、値段の維持や、売上のアップに欠かせない要素である

「その人について行けば、食いっぱぐれがない」、それがリーダー像で最大の条件

どんな会社でも、値段はライバルと比べられている

客は、値段を買い、企画力・サービス・親切さ・感じが良いこと・品質・デザイン・納期を買っているのだ

競争相手のカタログは、最高の教材である

勉強の一番の欠点は、独自性を失うことである

「金持ち」は地位の高い人々に臆せず接し、視野を広めるのに役立ち、「貧乏」は危機に強く、心のタフネスを育てるのに役立つ。後継者には「贅沢の味」と「貧しさの味」の両方を経験させることだ

受注事業は、新得意先を開拓しなければ成長・拡大できない

遅れた商品をお客様は買わない

成功は「目的を変えないこと」にある

社長業の中で、最も大事なことは、社員や周りの人々に希望を与えることである。それが十年先の商品であったり、新しいマーケットであったり、新しい技術や設備であったりする

————————————————

『社長のいき方』牟田学・著 PHP研究所
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569821006

————————————————-

◆目次◆

第1章 事業繁栄の秘訣は“社長業”にあり
第2章 謙虚に学び視野を広げる
第3章 商売繁盛の道理(システム)を知る
第4章 時代の変化を察知し本当のニーズを見つけ出す
第5章 社長は夢を語り決断と行動で示せ

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー