2014年7月26日

『まっすぐバカ正直にやり続ける。』豊崎賢一・著 vol.3658

【スシローの経営哲学とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478027390

本日の一冊は、一軒の寿司屋から始めて、年商1200億円にまで成長した回転寿司界のカリスマ企業、「あきんどスシロー」代表取締役社長の豊崎賢一さんによる一冊。

創業者、清水義雄氏から受けた薫陶や、スシローがこだわってきた品質、サービス、さらには低コストを実現するシステムやオペレーションまで、詳しく書かれており、じつに興味深い読み物です。

◆本書で書かれている教え
・「利ざやを抜こう」と考えると、どうしても小手先の商売になる
・「商売は真面目に正しくやらなあかん」
・お客様を驚かせたとき「値打ち」が生まれる
・お客様にいただいたお金の半分はネタでお返しする
・「数字」を追えば、「数字」を失う
・「値下げ」で勝てば、「値下げ」で負ける

原価率を大幅に上げ(スシローの場合、50%)、品質を重視して回転で稼ぐというやり方は、いまや外食業界の定番となりつつありますが、同社はそれを回転寿司業界でやった、パイオニアです。

本書には、そんなスシローの戦略についても書かれています。

◆スシローの戦略
1.原価率50%でうまい寿司を出す。
2.“超”薄利多売をめざす
3.「原価管理」と「コスト管理」を徹底する
4.郊外に出店する

早い時期から寿司ロボットを導入したり、単品管理システムを開発したり、積極的な投資のスタイルは、経営者にとって大いに参考になるでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

———————————————–
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
———————————————–

「利ざやを抜こう」と考えると、どうしても小手先の商売になる。一時は儲かることもあるかもしれませんが、いつかお客様の信頼を損ねることになるでしょう

開店当初から、原価率は約50%。一般的な外食産業の平均原価率は30%台。回転寿司業界でも40%強と言われていますから、まさに“非常識”な原価率です

お客様を驚かせたとき「値打ち」が生まれる

お客様にいただいたお金の半分はネタでお返しする。これが、うちの原則

店舗の近くのスーパーも必ずチェックしました。毎朝、新聞の折り込みチラシをみて、どの魚をいくらで売ってるのかを確認します。ときどき、集客のために、「特売!」と銘打って、驚くような値段で売り出すこともあります。そうなると、お客様は安くておいしい魚を自宅で食べることができるわけですから、わざわざ回転寿司に来てくれません。だから、必ずその特売品よりもグレードが高い魚を仕入れるように注意をしていました

回転寿司は、予測ビジネスです

◆スシローの戦略
1.原価率50%でうまい寿司を出す。
2.“超”薄利多売をめざす
3.「原価管理」と「コスト管理」を徹底する
4.郊外に出店する

喧嘩はしても、敵はつくらない

◆寿司ロボット導入について
・店舗数を増やすために必要な寿司職人を集めるのが難しい
・人件費削減
・客席数を増やせる(E型レーンが組める/従来はO型レーン)

「数字」を追えば、「数字」を失う

「値下げ」で勝てば、「値下げ」で負ける

◆スシローの広告コピー
「スシローのまぐろはほぼ赤字です」(原価率の高さ=品質の高さをアピール)
「おすしの寿命は350m」(単品管理システムによる鮮度管理をアピール)
「新米、お断り」(古米にこだわるシャリのうまさをアピール)
「職人品質」(立ち寿司屋に原点をもつ唯一の回転寿司であることをアピール)

————————————————

『まっすぐバカ正直にやり続ける。』豊崎賢一・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478027390

————————————————-

◆目次◆

はじめに
第1章 真面目に正しくやる
第2章 すべては「お客様」から始まる
第3章 やるからには「1番」になる
第4章 商売の原点を忘れない
第5章 とことん「人」を大切にする
おわりに

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー