2011年5月25日

『プレイングマネジャー入門』嶋津良智・著 vol.2499

【プレイングマネジャーという立場が苦しいあなたへ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514435

本日の一冊は、最近職場で増えている「プレイングマネジャー」への指南書。

プレイングマネジャーとは、「優秀な君にはプレイヤーでいてほしいけれど、マネジャーにもなってチーム全体の業績も挙げて欲しい」という、組織のわがままから生まれたポジションですが、現実がそうである以上、仕方がない。

現場の最前線で成果をあげながら人も育てる、という二刀流をマスターするために、どうすればいいか。

そのヒントをまとめたのが、この『プレイングマネジャー入門』です。

著者の嶋津良智さんは、かつてIT系ベンチャー企業でトップセールスとなり、24歳の若さで最年少営業部長になったという実績の持ち主。

ちなみに、その部門は、就任3カ月で全国ナンバーワンになったそうです。

本書は、そんな氏の経験から、どうすればプレイングマネジャーが、同時に人をマネジメントし、育てることができるのかをまとめた一冊。

部下との面談や教え方、ホウレンソウのコツなど、具体的なヒントも入れつつ、リーダーとしての心構えを説いた、バランスの良い内容です。

人の上に立って、しばらくの間は、「自分はマネジャーに向かないんじゃないか」と落ち込みがちなものですが、そんな方には、「変化する勇気こそリーダーシップの極み」という本書の言葉を捧げたい。

プレイングマネジャーとして頑張っている方、小さな企業の経営者には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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良いリーダーとは、「正義感」と「人の役に立つ」という二つの軸から成り立ち、強い使命感を持ち、流れを先読みして周囲とコミュニケーションプロセスを通して肯定的影響力を与えながら次なる流れを自ら作り出せる人

これからのマネジメントのセンターピンは「仕組み」から「人」

「ただしいこと」がわかったら、たとえ周囲の人たちから大反発を受けたとしても、それをやり通す人、自分の信念を貫き通す人こそ、リーダーシップを持った真のリーダー

変化する勇気こそリーダーシップの極み

福岡ソフトバンクの王元監督は、自分のリーダーシップを変化させて成功を収めたリーダーの一人(中略)監督が心がけたのは、メモをとることです。試合を見ながら思いついたこと、褒めるべきプレイ、叱るべきプレイなどをすべてメモし、それを選手たちにフィードバックするようになりました。巨人時代は「何であんなくだらないプレイをするんだ」「何でそんな当たり前のことができないんだ」としか言わなかった監督が、「今日のセカンドからサードへの走塁は良かったな」などと、事実を具体的に話すようになったのです

プレイングマネジャーになったら、一人一時間ずつの面談を行いましょう

スポットライトを浴びたい、部下から感謝されたいと思っているうちは、リーダーとして二流

笑顔で相手の目を見て、つねに心のドアを開いておこう

実力を見せつけて自分の言動に説得力を持たせよう

優秀なマネジャーは勤務時間の六〇%を部下とのコミュニケーションに割く

「どうすれば、うまくいったと思う?」という聞き方をする

部下に仕事を任せるときは、つねに「どんな準備が必要か」と考えさせ、「予測力」を身につけさせましょう

部下を育成するときに大切なのは、まだ若い部下たちにも「今がんばることは将来の自分のため」というメッセージを送り続けること

部下からのホウレンソウを受ける時間も決めるべきです。時間を決めなければ、部下は好き勝手なときにホウレンソウにやってきます

情報は「得る」「整理する」「確認する」

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『プレイングマネジャー入門』嶋津良智・著 フォレスト出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514435

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◆目次◆

第1章 プレイングマネジャーに必要なこと
第2章 「リーダーシップ」を身につけるために
第3章 人間関係を円滑にする「コミュニケーション」
第4章 部下を成長させる「マネジメント」
第5章 プレイヤーとして「効率よく自分の結果を出す」方法
第6章 最強の「チーム」の作り方
終章 プレイングマネジャーはマネジャーへの登竜門にすぎない

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