2011年2月21日

『心を打つちょっとした気の使い方93』 山崎武也・著 vol.2406

【著者になった人は必読】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837923771

最近、著者の方とお話すると、決まって出てくるのが誹謗・中傷の話。

ある方などは、出版直後、喜んでくれると思った恩人にひどいカスタマーレビューを書かれ、しばらく落ち込んでいたそうです。

こうした誹謗中傷、妬みの類というのは、じつは身近なところから出てくることが多いもの。

土井はもともとアマゾンにいましたから、大体予想がつくのですが、こういう批判を書き込む人のほとんどは、身内か競合と相場が決まっています。

以前はこういう方のことを、なんと心の貧しい人だ、と思っていましたが、人間にはそもそも嫉妬心がある、という前提に立てば、情報発信する側にも配慮はあるべきだ、と思うようになりました。

では、出版で成功している人たちは、周りにどんな配慮をしているのか。

それを知るために手に取ったのが、本日の一冊です。

著者は、ビジネスコンサルタントであり、数多くのベストセラー、ロングセラーを持つ山崎武也氏。

本書には、ビジネスマナーの基本から、話し方、聞き方、ほめ方、宴席で話しかける方法、贈り物をもらった時の対応まで、じつに事細かに書かれています。

現在、売れている『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』が新人向けの入門書だとすれば、こちらの『心を打つちょっとした気の使い方93』は、社会的地位が高い上級者向け。

※参考:『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371118

タクシーの上座の部分が間違っているのが残念でしたが、上級者の心遣いとして、学ぶべきものが多い内容です。

著者をはじめ、人前に出る人は、ぜひ読んでおくといいでしょう。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人は「群れて」生きていく。その群れの中で、人が悲しんでいれば自分も悲しく、人が楽しんでいれば自分も楽しくなる。人間の感情は相互的なものであるから、次々と連鎖反応を起こしていく。したがって、自分が楽しい思いをしようと思ったら、人が楽しいと思う状況をつくればよい

人に喜んでもらおうと思っても、「滅私奉公」的であってはならない。自分を捨ててまで無理をしたのでは、何かをしてもらった相手も負担を感じるし、自分も長続きしない

一言でよい。「おいしくて子供も喜んで食べた」とか「とても重宝している」とか、その状況を簡単に説明したうえで、再度感謝の気持ちを伝える。実際に喜んでくれたことを確認できるので、贈った側も喜ぶ。もらったすぐあとに会う機会があったにもかかわらず、そのとき、もらったものについて何も言わなかったら、贈った側としては、気に入らなかったのではないか、と、おおいに心配する

仲間のサカナになるのはよいが、知らない人のサカナになりたくない、という心理状態をよく理解しておかなくてはならない

本人がいないところで話をするときにも、ほめることである

格式のある料亭やレストランでは、上座に座っている客のほうからサービスをするので安心だが、そうでないところでは、常に自分が気を配って、相手のほうからサービスをするように頼む

自分をさらけ出して見せるのである。その最も効果的な方法のひとつは、「自分が失敗した話をすること」だ

(祝宴では)席に着いたときがチャンスである。同じテーブルの人たち、特に、隣に座っている人は、自分に注目している。そこで、間髪を入れず名前を言って、「よろしくお願いします」と頭を下げる。次に、なぜ自分がこの席に招かれているかを、簡単に説明するのだ。祝宴の主人公と自分との関係を言えばいい

祝辞に紛れさせて、自分の自慢になることを言ってはならない

同窓会は、一緒に勉強したり、遊んだりした者たちが、一同に会して昔を懐かしく思う場である。したがって、まず第一の焦点は、「昔」に当てなくてはならない(中略)人から聞かれないかぎりは、現在していることについて、自分からは話さないのが賢明だ

「見てはいけないところを見た」と思ったとしたら、「見てはいけなかった」のである。見た自分が悪かったというくらいに考えていけば、正しい対応ができる

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『心を打つちょっとした気の使い方93』山崎武也・著 三笠書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837923771

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◆目次◆

はじめに 相手の気持ちをちょっと推し量るだけでいい
1章 相手に好印象を与える11の秘訣
2章 この気くばりのできる人が、人の心をつかめる!
3章 「気がきく」と言われる人の14のものの言い方
4章 好感度バツグンの「隠された15の理由」
5章 お互いが主役……いい人間関係はこうしてつくる
6章 男が思わず喜ぶこと、女が思わず喜ぶこと
7章 「だから、あなたといると楽しくなる!」

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