2010年6月23日

『マネジャー13の大罪』W・スティーヴン・ブラウン・著 vol.2163

【反省するマネジャーのための教科書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532316251

最近は、ドラッカー本のブームをはじめ、古典を見直す動きが出ているようですが、本日ご紹介する本も、そんな一冊。

25年前に書かれ、ベストセラーとなった『13 Fatal Errors Managers Make And How You Can Avoid Them』の邦訳で、一時は絶版となっていたものを、復刊したものです。

著者のW・スティーヴン・ブラウンは、企業向け研修やセミナーを展開するフォーチュン・グループ・インターナショナルの創業者。

本書では、『マネジャー13の大罪』と題して、マネジャーが犯してしまいがちなミスをいくつも紹介しています。

目次にもなっていますが、「部下の実務能力を過信する」、「成績のよい部下だけに目をかける」、「問題点にこだわりすぎて目的を見失う」、など、いわゆる「まずい行動」が紹介されており、そこから正しい経営へのヒントをつかむことができます。

また、より良い経営のためのアドバイスも載っており、

・自分が全知全能でないことを認める
・プロらしい結果を出す
・自分のまちがいを認める

などといった教訓が随所に散りばめられています。

ハードカバーでとっつきにくい印象がありますが、意外と早く読めるのが特長です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ほんとうのマネジメントに欠かせないのはむしろ、同意を勝ちとる技術なのである

<実行>と<弁解>は正反対の姿勢であり、実行だけがマネジメントを成功に導く

自分が全知全能でないことを認めるのも責任ある態度の一つである

すぐれたリーダーの基本的資質のひとつは、自分のまちがいを認めることができ、そのまちがいがもとで破滅することはないという自信を持っていることだ(ハロルド・ジェニーン)

マネジメントとはプロらしいやり方をするスキルではなく、プロらしい結果を出すスキルである

マネジャーがどれだけ長時間、どれだけ熱心に働くかは問題ではない。マネジャー各人がどれだけ成果をあげるか、つまり部下にどれだけのものを達成させるか、ということが問題なのだ

彼女はマネジャーに仕えるためにいるのではなく、自分のニーズを満たすために来ているのだ

ある人が事業を興すと、その人が現役でいる間は事業は継続するが、後継者は一代のなかばでもう廃業に至るのだ。なぜだろう。創業者は、とかく他人になんの権限も与えないからだ

日常的にマネジャーがぶつかる大きな難問の一つは、仕事をすること、少なくとも生産性の高いレベルで仕事をすることは自分には無理だと思っているスタッフの態度を改めさせることなのである

会社は、よいマネジャーになる可能性のある人が決して沈むことのないよう、中間の段階を用意する必要がある

多くの人が売上の一割にしか影響しない問題点の処理に、九割の時間をかける

部下とマネジャーの関係では、少なくとも会社の一番大事な顧客に対してやらないことは、部下にも決してしてはならない

従業員には、考えることではなく行動を期待する

進歩や行動の変革は、長所を増やすことから生じる。そうすれば短所は薄れて見えなくなるのだ

マネジャーは、他人に好意を寄せられたくて責任の遂行をおろそかにしていると、くみしやすい存在になって許しがたい行為を許し、仕事ができなくてもその口実をみな認めてしまう

マネジメントを人気とり競争にしてはならない

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『マネジャー13の大罪』日本経済新聞出版社W・スティーヴン・ブラウン・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532316251

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◆目次◆

結果に対して責任をとらない
部下の育成を怠る
やる気を起こさせない
組織内での立場を忘れる
部下と一対一で接しない
利益の重要性を忘れる
問題点にこだわりすぎて目的を見失う
部下との間に一線を引かない
目標達成基準を設けない
部下の実務能力を過信する
部下のたるみに目をつむる
成績のよい部下だけに目をかける
アメとムチで部下を操ろうとする

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