2008年6月28日

『反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力』荘司雅彦・著

【プロ弁護士はこうして嘘を見破る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044003

本日の一冊は、弁護士として、民事、商事、家事、刑事、倒産処理など、数多くの案件を扱ってきた著者が、プロ弁護士の質問テクニックを披露した一冊。

先日ご紹介した『コンサルタントの「質問力」』、『するどい「質問力」! 』に引き続き、質問力に関する書籍、ということで、今後しばらくは質問力がブームになりそうな予感です。

※参考:『コンサルタントの「質問力」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696902/

※参考:『するどい「質問力」! 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837922651/

ちなみにこの本は、タイトルからもわかるように、相手の嘘を見破る、というのがコンセプトになっており、どうすれば相手の本音を見破ることができるのか、どうやって質問を繰り出せば相手を陥れることができるのかが、包み隠さず書かれています。

現実にはなかったことをあたかもあったかのように思い込んでしまう人間心理や、嘘をつく人の身体的特徴など、参考になる情報が満載。

トラブルに陥った場合や相手と議論する必要に迫られた場合に備えて、今から弁護士のテクニックを学んでおきましょう。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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証人の虚偽を明らかにするための決定的な証拠をもっている場合は、
絶対に焦ってはいけません。証人の立場になってみて、どのように
逃げるかを想定し、想定できるあらゆる逃げ道を事前に塞いでおい
てから、決定的な証拠を突きつけるのが、真実を語らしめる有効な
方法です

ビジネスでは最小限の被害で食い止めることが重要

実際、相手が「嘘つき」かどうかは、実のところはっきりしないの
です。あなたが思っている以上に、人間の記憶というものは曖昧な
のです

相手のことを「嘘つきだ!」という決めつけは、特にビジネスなど
においては、大変危険なことです

人々は、起こったに違いないと信じている事実に思いを巡らせてい
るうちに、やがては実際に起こったことを思い出しているように思
いこんでしまうものだ

自分自身をある程度客観的に見ることができる人(「メタ認知」能
力の高い人)は、どちらかというと自分自身の「思い込み」と現実
に存在した事実の記憶を混同してしまうことが少ない

悪意のない虚偽に対してはどのように対処すべきでしょうか?
結論からいうと、相手の立場を損なわないように最大限の配慮をし
つつ、動かしがたい客観的な事実を小出しにしていって、思い違い
を相手が自分自身で気がついたようにもっていくのがベスト

嘘をついている人は目の動きに落ち着きがない

人間が話をするとき、多くの人に聴いてもらいたいと思うときは、
いきおい手の動きが大きくなるもの

嘘をついている人の多くは、嘘の部分のしゃべり方が「単調」

聞かれてもいないことを先走って話す

相手にどんどん「イエス」を言わせ続けて、逃げ場をなくしたとこ
ろで、それまでの「イエス」と矛盾する事実を突きつける

女性は嘘をつくときに相手と目を合わせる傾向が強い

相手の専門領域について自信がない場合は質問事項を少しずらす、
つまり「土俵を変える」という作戦が有効

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『反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力』荘司雅彦・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044003
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◆目次◆

はじめに
第1章 華麗なる芸術、反対尋問
第2章 人間の記憶は実にいいかげん!
第3章 悪意で嘘をついている相手に対して
第4章 女性は男性よりはるかに嘘が上手
第5章 専門家に太刀打ちするためには
第6章 法律家の論理
第7章 嘘の事例とその対処法

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