2008年2月16日

『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』山田真哉・著

【「さおだけ屋」完結編が登場!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034373

本日ご紹介する一冊は、ミリオンセラー『さおだけ屋はなぜ潰れな
いのか?』の完結編。

※参考:『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915/

大胆にもタイトルは、前著『食い逃げされてもバイトは雇うな』を
否定するようなコンセプトです。

※参考:『食い逃げされてもバイトは雇うな』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034004/

その真意は一体どこにあるのか、気になるところですが、タイトル
秘密を書いた最後の部分まで読んでみて、腑に落ちました。

いわく、「会計は世界の1/2しか語れない」。

本書では、公認会計士である著者が、会計を語りながら、やはり会
計では解決できない人生や経営の課題について考察しています。

「計画は環境の変化に対応できない」「準備なき効率化は会社を疲
弊させる」といった教訓は、経営者なら心しておきたいところです。

ほかにも、「宝くじは有楽町で買うべきか否か」「天才CFOより
グラビアアイドルに学べ」など、魅力的な見出しが並び、さらにな
ぜか『女子大生会計士の事件簿』の萌ちゃんとカッキーも登場し、
山田真哉ワールドが思いっきり展開されています。

※参考:『女子大生会計士の事件簿』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901234250/

山田真哉さんのファンには見逃せない一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆「いまいちばん行きたいところ」のアンケート
ロンドン3人 パリ5人 ローマ4人 ハワイ8人

ヨーロッパの都市が3つあるのに対し、リゾート地はハワイひとつ
しかありません。そのせいで、ヨーロッパに観光しに行きたい人の
票は分散し、リゾート地でゆっくりしたい人の票がハワイに集中した

3世代世帯だから子供が生まれるのではなく、子供が生まれるから
3世代世帯になる

◆生き残りバイアス
100本の投資信託を作って運用し、その成績上位10本の投資信託だ
けを残したらいい

インパクトの強い関係のない数字は、数字が苦手な人を思考停止さ
せるにはもってこいの便利な道具(凶器)

平均値は、うまくいっている会社とそうでない会社がゴチャ混ぜに
なっているので、その間をとった数字と比べても意味はない

成長性の演出をする場合、常に一定の成長率で伸びていくことが大切

社員への決算賞与は節税になりますが、役員への決算賞与は節税に
はなりません

「会社が会計上の長期的な問題を抱えると、取り返しのつかないこ
とになりかねないわ。いわゆる会計の縛りが発生して、会社の存続
にも関わってきちゃうのよ」

苦労を未来に押しつけるのは経営の常

計画信仰や成長への圧力が「作られた数字」「根拠のない数字」を
生み出してしまっている

未来の環境の変化を考えたとき、実現可能性の低い”○カ年計画”
を立ててコツコツやるより、環境の変化がないうちに一気に目標を
達成してしまったほうがいい

社会の激しい変化を考えると、これからは、「計画」よりも「カー
ド(切り札)」の時代になっていく

減価しない資産というのはそれだけで希少価値があり、希少価値だ
からこそ人は手に入れたがる

優秀な経営者は、二者択一ではなく、可能なかぎり「会計」と「非
会計」の両方を一気に解決する方法を考えています。それこそ脳ミ
ソを死ぬほど働かせて。両方とも一気に解決させる第三の道――
私はそれを「妙手」と呼んでいます

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『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』山田真哉・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034373
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◆目次◆

はじめに 宝くじは有楽町で買うべきか否か
第1章 数字の達人は、特になにもしない
第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ
第3章 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
第4章 ビジネスは二者択一ではない
終 章 会計は世界の1/2しか語れない
あとがき

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