【トヨタは買ってはいけない？】
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本日の一冊は、この４年間で６つの10倍株をヒットさせ、投資ブロマガランキングで１位を獲得した「『大化け株投資』のすすめ」の著者、朝香友博さんによる投資予測本。

冒頭で、「トヨタを買ってはいけない」と過激な発言をし、その理由を「安全性」「自動運転時代」の到来を理由に説明しています。

ベストセラー『「超」入門　失敗の本質』で述べられているように、求められる指標が変更した時、大逆転が起こるのは世の常。

※参考：『「超」入門　失敗の本質』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016879

著者が言うように、自動運転技術が実用化し、車を選ぶ基準がもし「安全性」になるのだとしたら、大逆転はあるのかもしれません。

＜米国国家情報会議によると、今後の世界を大きく左右するのは、「情報技術（データ処理・ソーシャルネットワーク・スマートシティ）」「機械化と生産技術（ロボット、自動運転技術、３Dプリンター）」「資源管理技術（遺伝子組み換え食物・精密農業・水管理）」「医療技術（病気管理・能力強化）」の４分野＞

本書ではこれを受け、これから買っていいテーマ、そして長期注目銘柄35を紹介しています。

これによると、これから買っていいテーマは、以下の通り。

・ＡＩ・自動／無人・ロボ
・エネルギー
・３Dプリンター
・素材
・東京五輪・訪日客
・グローバル・グローバルニッチトップ
・長寿企業／高配当／株主優待

本書の後半では、これらのテーマに該当する銘柄が計242紹介されており、ウェイト付けがなされています。

銘柄の詳細は、ぜひ本文でチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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これからの車は安全性能の差で勝者が決まる

安全性に高い評価を受けている「スバル」ブランドを展開する富士重工業の業績が絶好調

米国国家情報会議によると、今後の世界を大きく左右するのは、「情報技術（データ処理・ソーシャルネットワーク・スマートシティ）」「機械化と生産技術（ロボット、自動運転技術、３Dプリンター）」「資源管理技術（遺伝子組み換え食物・精密農業・水管理）」「医療技術（病気管理・能力強化）」の４分野

日本でもヒト型ロボット開発から参入したベンチャーのＺＭＰに注目が集まっている。ＺＭＰは大手メーカーの新車を購入して分解し、速度やエンジン回転数といった走行中のデータを無線で外部のパソコンに通信できるようにする。さらに位置を確認するためのカメラやセンサー類を取り付け、人がハンドルやアクセル操作をしなくても決まった車線を走行する自動運転車両に改造して販売している。同社が開発した「ロボカー」は研究機関やメーカーからの引き合いが多く、生産が追いつかないほどだという（中略）ＺＭＰが2015年のＩＰＯの目玉ともいわれ始めた

車載用のセンサーで好調な企業は増えている。赤外線センサーで国内９割、世界６割のシェアを持ち、超音波センサーでも世界的な日本セラミック、プラグ、センサーで世界一の日本特殊陶業、目の動きだけで表示内容を変更できる運転支援システムを開発したアルプス電気などは有力な投資先である

鉱山での自動運転が先行して進んでいるが、ここで欠かせないのが衛星測位技術である。ベンツの自動運転車が100キロを走り切ったのも衛星なくしては成り立たなかった。日本では三菱電機、日立、ＮＥＣなどが測位ビジネスに携わっており、アイサンテクノロジーなども業界の注目企業である

ご存知の通り、日本は産業ロボット大国だ。産業用ロボットでは、世界１位のファナック、３位の安川電機が有名だ。双腕の多能工ロボに力を入れる川田工業やセイコーエプソンなどにも注目したい

ロボットの分野で「これ無くして成り立たない」と千葉工業大の林原教授が断言するのが、双葉電子工業が生産するモーター「ＲＳ４０５ＣＢ」

自動運転の時代になれば、事故の件数は激減し、市場規模は大幅に縮小すると予想される。事業比率のおよそ半分を自動車保険が占めている損保ジャパン日本興亜ＨＤ、ＭＳ＆ＡＤインシュアランスグループＨＤ、東京海上ＨＤも買ってはいけない

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『10年目線で買っていい株買ってはいけない株』朝香友博・著　アールズ出版
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◆目次◆

はじめに　栄光ある成長を続けた「トヨタ、ホンダ」を買ってはいけない
第一章　トヨタを買ってはいけない
　　　　～自動車産業を読み解けば、将来有望なテーマが見えてくる～
第二章　これから買っていいテーマ、これから買ってはいけないテーマ
第三章　安値で絶対拾っておきたい、長期注目銘柄35
あとがき　レクサスよ、羽生結弦が示した
　　　　　「王者の情熱と向上心に満ちたジャンプ」に続け