2014年3月18日

『世界最高のプレゼン術』 クレッグ・バレンタイン・監修 ウィリアム・リード・著 vol.3528

【世界25000人の中で優勝したスピーチメソッド】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041107326

プレゼン本はもう飽きた、と言いたいところですが、コピーにつられてついつい読みたくなった本が、本日ご紹介する一冊。

トーストマスターズのワールドチャンピオンスピーカーであり、世界25000人の中から選ばれたクレッグ・バレンタイン氏が監修し、世界で第一号のワールドクラス・スピーキング認定コーチ、ウィリアム・リード氏が執筆する、『世界最高のプレゼン術』。

MIT、NASA、HSBC、米国マクドナルドでも講演実績があるというプレゼンメソッドということで、俄然期待が高まります。

ちょっと前に出た、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』に比べると、若干落ちる気はしますが、実際にスピーチする人間には、参考になる一冊だと思います。

※参考:『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482224816X/
スライドはできるだけ少なくする、原稿を読み上げない、盛り込みすぎないなど、ベーシックなアドバイスに加え、<コンテンツの4本柱><ストーリーのネタとなる「5F」>など、スピーチを作る際に役立つノウハウが満載です。

◆コンテンツの4本柱
1,あなたが求める結果(目的)
2.アンカー・ポイント(説得材料)
3.聴衆が得られること(相手のメリット)
4.オープニングとクロージング

◆ストーリーのネタとなる「5F」
1.First(初体験)
2.Fault(欠点・短所)
3.Fear(恐怖)
4.Failure(失敗)
5.Frustration(不満)

人前で堂々とプレゼンできるようになるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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20分のプレゼンには15分で話せる内容で十分

ひと呼吸で言えるキーフレーズを用意する

◆コンテンツの4本柱
1,あなたが求める結果(目的)
2.アンカー・ポイント(説得材料)
3.聴衆が得られること(相手のメリット)
4.オープニングとクロージング

優秀なプレゼンターは、「相手の世界に入っていき、自分の世界へ連れていく」ということを心がけて、プレゼンのオープニングからクロージングまでを構成します

オープニングを印象深くするテクニックのひとつが、質問から始めるというものです

オープニングを質問で始めるときには、注意していただきたいことがあります。質問を投げかけたあと、沈黙の時間をとるということです

オープニングを「間」で始める

オープニングでは聞き手の利益を約束する

オープニングの原則は、「聞き手に希望を与えること」

クロージングでは何をしてほしいかを示す

どんなにプレゼンの内容がよくても、質疑応答でしくじると、聞き手への印象は悪いままプレゼンを終えることになります。それを避けるために、質疑応答はクロージングでプレゼンをまとめる前に行うのが適切な方法です

プレゼンを聞いてくれる聞き手が主役

◆ストーリーのネタとなる「5F」
1.First(初体験)
2.Fault(欠点・短所)
3.Fear(恐怖)
4.Failure(失敗)
5.Frustration(不満)

アクティビティーとは聞き手に実際に体験させることを意味します。実際に身体を動かしてもらい体験させるなどの方法がありますが、最も効果的なのは、ビフォー&アフターがすぐにわかることです

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『世界最高のプレゼン術』クレッグ・バレンタイン・監修 ウィリアム・リード・著 角川書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041107326

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◆目次◆

序章 これが「ワールド・クラス・スピーキング」だ
第1部 コンテンツをつくる
第1章 柱となるコンテンツを整理する
第2章 オープニングからクロージングまでの流れをつくる
第3章 魅力的なコンテンツをつくる
第4章 スライドをデザインする
第2部 伝え方を磨く
第5章 もっとよく伝わる体の使い方
第6章 もっとよく伝わる環境のつくりかた

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