2006年3月18日

『まずは小さな世界で1番になる』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761263199
本日の一冊は、「小さな世界で1番になる」をモットーに小さな成功を重ねてきた著者が、仕事と人生について書いた一冊です。

著者は、高校受験の時にランクを落として学年で成績トップ、その後も偏差値40以下限定の家庭教師で月60万円荒稼ぎ、さらには大企業の誘いを蹴って、ハローワークで小さなベンチャー企業に入社。音楽家派遣業の「エルパ」を成功させ、同社で航空業界進出の足掛かりをつかみ、背水の陣で航空業界に進出したという、戦略家の女性です。

本書には、著者が考える人生戦略、商売論、営業論などが紹介されており、ビジネスに必要なさまざまな要素を学ぶことができます。

とくにコストカットに関する考え方などは、なかなかマネできないかもしれませんが、経営をやるなら押さえておきたいところ。また、女性であれば、女性としての処世術に言及した部分も注目です。

本書で紹介されているいずれの考え方も、「普通の人」が実践できるやり方であり、人生戦略としてはぜひ学んでおきたいところです。

装丁の柔らかさに惑わされることなく、ぜひ手に取って読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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一番になったり人に褒めてもらうと、人は自信を持てるんです。勉強でも何でもそうですけど、自信が持てると、やる気も起こるし結果も自然に伴ってくる

「自分が一番になれる場所を探す」ことと同じくらい、「自分を必要としてくれる場所を探す」ことも重要

一回の大きな成功体験よりは、小さな成功体験を何回も積むほうが、結果的には大きな力になる

自分が何かを欲しいと思ったら、そこには顧客がいるんです。で、実際に自分がそれにお金を出して買うなら、それは売れるんです

「物の本当の値段を知っているのは、世の中の半分の人だけだ」こう教えてくれたのは私の父です。で、後の半分の人を対象に商売をすれば儲かるし、お前は後の半分の人に絶対なるなと言ってました

経理は本当に重要で、攻めもできるポジションなのです。会社経営において、決して経理を軽んじてはいけません

◆「お土産」を持って帰るための営業トーク
「今日、何か持ち帰れるものはありますか?」
「今日、何かお手伝いできることはありますか?」

苦しんだ後に成長が待っていると思えば、仕事で食わず嫌いなんてしている場合ではない

ネゴ能力がつくかどうかは「慣れ」の問題です。納得できないことに目をつぶらず、とにかく考える習慣をつけて、繰り返しネゴるうちに必ず「ネゴ上手」になれます

時間は、ビジネスマンに限らず、誰にとっても一番大切な資源です。これを無駄遣いする人は、仕事もプライベートも充実させることができないと思います

管理職の使命は、社員にどう思われようと、悪口を言われようと、結果を出させることが第一

「何をしたいか」を言える人は大勢いるのですが、「いつまでにするのか」まで言える人は意外に少ない
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『まずは小さな世界で1番になる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761263199
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■目次■
普通の人でも、大丈夫
Part1 ニワトリのアタマ的「半生記」
Part2 ニワトリのアタマ的「商売論」
Part3 ニワトリのアタマ的「営業術」
Part4 ニワトリのアタマ的「仕事術」
Part5 ニワトリのアタマ的「組織論」
Part6 ニワトリのアタマ的「夢のかなえ方」
Part7 ニワトリのアタマ的「幸福論」
エピローグ
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