http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491415
本日の一冊は、ストーリー形式でビジネスの要諦が学べる、「銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ」の完結編です。
著者は、もともと心理カウンセラーを目指していて、途中からマーケティングに転向した人物。
コンサルタントとして、数多くのトップ企業を支援してきた経験から、今回は「マネジメント」をテーマに書いています。
物語の舞台となるのは、創業者の精神が風化し、ヴィジョンもコンセプトも失ったダイヤモンド生命。
責任逃れをする現場マネジャーと、現場を軽視するその上司が、外部の指導をきっかけに、現場から変わっていく様子を描いた、刺激的なストーリーです。
物語ではありますが、要所要所にポイントがまとめられており、下手なマネジメント本よりずっと高度な内容が書かれています。
物語形式になっている分、感情移入をしながら、マネジメントとは何か、マネジャーの責務とは何か、真剣に考えることができるのが特長です。
今回で完結ということでちょっと残念ではありますが、また著者の力作に期待したいところです。
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■ 本日の赤ペンチェック
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現在の組織、今後の組織をまとめるためには、どちらの方向に変化するのか、どのくらいのスピードで進むのかを、明確化する必要がある
◆ヴィジョンに含まれるべき3要素
1.収益を上げる手法
2.成長の方法
3.成長した結果、社会にどのような恩恵をもたらすことができるのか
人は誰でも、自分の人生を自分自身でマネジメントしなければならない
自分一人では絶対に実現することができないくらいの欲求を持つことが理想的です。そういう欲求を持てば、その欲求を満たすために、周囲の人を巻き込まざるを得なくなります。ここに、強力なヴィジョンと強力なリーダーシップが生まれる可能性が出てくるんです
フィロソフィとパーソナリティと心理的ベネフィットだよ。この部分は、絶対に変えちゃダメだ。ここをコロコロ変えたら、信用されるはずがない
人間は誰でも本能的に、将来のヴィジョンを持っているリーダーを
求めている
マネジメントする立場にいる人には、説明責任がある
小さなことでも、昨日までできなかったことができるようになったり、人が気づかないことに気づいたり、そういうことを見つけて褒めれば良い
自らを律すると書いて、自律。自分を律することができない者には、マネジメントはできない
マネジメントは、その本人の人間力を伸ばす。マネジメントとは、人間力を伸ばすための修行のようなものなのだ。だから、厳しくて当然なのである
功績までは残せなくても、少なくとも組織の健全性を維持したままで次のリーダーに引き継ぐことが、マネジメントする人の務め
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『マネジメントは自己実現』
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■目次■
第1章 現場の活性化こそが企業力の源泉
第2章 個人と社会と企業の目標を一致させる
第3章 志を持つことが重要
第4章 自己責任を全うする
第5章 自分の可能性の実現をマキシマイズする
第6章 他者や社会とのコミュニケーションを最適化する
★マネジメント10の鉄則
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