【会話が続く、聞く作法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799112554
本日ご紹介する一冊は、10万人の悩みを解決してきたという質問のプロ、マツダミヒロさんが、雑談が盛り上がる「聞く」技術を指南した一冊。
著者は、時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界中を旅しながら、各地で「自分らしく生きる」講演やセミナーを行っている人物ですが、開発した「魔法の質問」メソッドが有名で、NHKでも紹介されています。
夫婦で行っているラジオ番組「ライフトラベラーカフェ」(Podcast)は、アップルのベスト番組に選ばれ、30万人を超す視聴者がいるそうです。
本書では、<「聞くチカラ」を磨く36のヒント>として、聞き上手になるための心構えやメソッドを紹介。
その後、会話上手になるためのコミュニケーションメソッドを紹介しています。
なかでも注目は、第3章にまとめられた、<「聞ける人」が自分にしている5つの質問>。
「この人との時間を、どんな時間にしたい?」
「この人は、どんなことに関心をもっている?」
「相手との共通点は何?」
「相手にどんなイメージをもってもらいたい?」
「どんな顔をして聞いている?」
この5つの問いかけを会話の前にしておけば、きっと会話に臨む際の心構えが変わること、間違いなしです。
人間に口は1つ、耳は2つ。
わかっていても、聞くのは本当に難しい。
「聞くのは上手」という人でも、例えば、以下の心構えはできているでしょうか。
<「自分が聞きたいこと」より、「相手が話したいこと」を聞く>
われわれ人間はどこまでも自己中心的であり、だからこそ、聞くのには心構えや訓練が必要なのです。
本書は、そんなわれわれの聞く姿勢、聞く技術両方に効く一冊。
話すのが得意な人も、そうでない人も、知っておいて損はないと思います。
(土井はついしゃべり過ぎちゃう方なので、本当に勉強になりました)
さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。
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相手を見て、自分の表情を意識して、静かにうなずく
「間」を埋めないことこそが、相手を満足させ、相手から好かれる大きなきっかけになる
会話を通して相手をよろこばせるためには、新たな気づきを与えること。そのためには、相手がゆっくりと考える時間、つまり「空白の時間」が不可欠
人はそもそも、「話を聞く」より「自分が話したい」
会話泥棒はやめる
無理に「理解しよう」と思わなくていい
人は「話しているうちに、自ら問題を解決してしまうこと」がよくある
相手の言葉から出たキーワードをそっと渡しただけで、彼をすっきりさせることができ、感謝の言葉さえいただくことができました
話し手をよろこばせるために聞き手が重視すべき点は、言葉そのものではなく、「言葉の奥にある想い」
じつは会話の9割はあまり必要ない言葉であり、話し手が本当に伝えたいメッセージは、たったひとつという場合が多い
「自分が聞きたいこと」より、「相手が話したいこと」を聞く
質問をつくる際のポイントは、「相手が話したそうな質問」を何個か用意すること
迷ったときは「最近、どんな活動をされていますか?」
リアクションは「驚き」「納得」「感心」で
「聞ける人」が自分にしている5つの質問
「この人との時間を、どんな時間にしたい?」
「この人は、どんなことに関心をもっている?」
「相手との共通点は何?」
「相手にどんなイメージをもってもらいたい?」
「どんな顔をして聞いている?」
話しすぎてしまう人が意識するべき
3つのルール
・相手が話しはじめるまで、自分は話さない
・相手が話し終えるまで、自分は話さない
・会話の9割5分は「聞き役」に徹する
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悩み相談や問題解決など、さまざまなシチュエーションで使える質問の技術。
コミュニケーションに自信がない、という人も、相手に質問をして盛り上げるこの技術を学べば、きっと会話の達人になれること、請け合いです。
ぜひ読んでみてください。
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『聞くチカラ』マツダミヒロ・著 すばる舎
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◆目次◆
Introduction
「聞くチカラ」を磨く36のヒント
Prologue
第1章 「話す人」よりも「聞ける人」がうまくいく
第2章 人見知りでも信頼される「聞くチカラ」
第3章 「自分に聞く」と、今日の会話はもっと素敵になる
第4章 雑談が怖くなくなる6つの法則
第5章 聞くチカラが1ランクレベルアップする「魔法の質問」
Epilogue
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