2023年6月5日

『仕事を「短くやる」習慣』山本大平・著 vol.6248

【ベストセラー最新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295408344

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『トヨタの会議は30分』の著者、山本大平さんが仕事における時短のコツを述べた一冊。

※参考:『トヨタの会議は30分』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799109499

著者は、新卒でトヨタ自動車に入社し、新車開発のエンジニアとしてトヨタの効率化を学び、その後TBS、アクセンチュアでキャリアを積んだ人物。

現在は、企業のマーケティング戦略や組織改革に特化したコンサルティング会社を率いています。

本書では、仕事が遅い人がつまずきがちなポイントを指摘し、仕事が速くなるための考え方、手順、メンタルを指南しています。

挙げられているのは、計42個の時短のコツ。

・やり直しが多い人は仕事を「幹」と「枝」に分けてみる
・「関所」を設けてゴールまでのルートを逆算する
・「後日、メールをします」をやめて、その場で決める習慣を!

など、見出しだけ読んでも、仕事改善のヒントが得られると思いますが、しっかり読み込めば、どう自分の仕事に応用すればいいか、見えてくるでしょう。

サラリーマン処世術的な側面もあり、

・上司に話を持ちかけるタイミングはコーヒーを飲んだ後
・仕事相手と相性が悪ければ「間」に人を入れる
・「できない」のに「できる」と言わない

など、若手に向けた有用なアドバイスが書かれています。

新入社員研修などで使っても面白い本かもしれませんね。

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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「すぐやる」よりも「短くやる」ことが大切

5つの原則
(1)「優先順位」を明確にする
(2)「余計なこと」をしない
(3)「先延ばし」をしない
(4)「人に任せられる」ものを抱え込まない
(5)「タイミング」を間違えない

やり直しが多い人は仕事を「幹」と「枝」に分けてみる

何から手を付けていいかわからないときはまずは「情報収」から!

「関所」を設けてゴールまでのルートを逆算する

関所を設定しておけば、トラブルの際に「振り出し」まで戻る必要がなくなる!

ゴールまでの「所要時間」が計算できない案件を先にやる

やったことがない仕事を進めるときは、最初から「想定外」を計算に入れる

仕事が速い人は「余計な資料」を抱え込まない

優先度の高い仕事から始めて、全部のタスクで70点を目指します

「お題」→「依頼内容」→「結論」→「結論に至った論拠」→「補足」の順に伝えることで、読んだ相手はスムーズに理解できます

話が長い人は「箇条書き」で話すようにすると相手に要点が伝わる

「後日、メールをします」をやめて、その場で決める習慣を!

メールに時間を取られてしまう人は返信を「1行」にしてみる

会議中でもわからないことはスマホで調べる

「天気のいい金曜日の午前11時」を選ぶと、その企画が通る確率が高くなります

上司に話を持ちかけるタイミングはコーヒーを飲んだ後

仕事相手と相性が悪ければ「間」に人を入れる

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ベテランであれば、既に知っていることも多いと思いますが、本書を元にじっくり考えれば、まだまだ仕事の改善のヒントは見つかると思います。

仕事を短くして、ストレスのない毎日が過ごせたら、いいですよね。

ぜひ、読んでみてください。

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『仕事を「短くやる」習慣』山本大平・著 クロスメディア・パブリッシング

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◆目次◆

第1章 仕事のやり直しがなくなる!「最短ルート」の見つけ方
第2章 余計なことをしない! 仕事の「無駄」を削る方法
第3章 相手の感情を動かせば仕事は一気に解決する!
第4章 仕事の「時間」と「量」が半減する! 上手に「他力」を活かす方法
第5章 「先送り」がなくなる! 脳のうまい使い方

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