【仕事で差がつく伝え方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4814922590
本日ご紹介する一冊は、東証プライム上場企業で20代で営業成績全国1位、27歳で同社の子会社社長に就任し、その後、独立して7社を経営しているという著者が、人を動かす「ひと言」の技術を解説した一冊。
自己紹介やプレゼンテーション、会議や打ち合わせ、部下指導、セールス、マーケティングなどで使うと効果的なひと言を、その理由とともに解説しています。
既に実績のある場合はもちろん、そうでない場合でも効果的に自分を売り込める言葉の技術をまとめており、特にこれから起業する方にはおすすめです。
営業でイマイチ数字が上がらない、という方も、本書を読んで伝え方を研究すれば、きっと売れる人になると思います。
「僕は中卒です」
「セブ島で0円留学を経営している早川です!」
「3人で立ち上げた会社を250人規模に拡大しました」
「1分だけ僕にください!」
本書には、著者が人生で使ってきたという生のメッセージが書かれており、中卒だった著者が、どうやってチャンスを掴んできたか、クライアントの心を掴んできたかがよくわかります。
人間関係や面接の自己PRの部分は、多少偏りがあり、類書も参考にした方がいいと思いますが、マーケティング、セールスの「ひと言」は秀逸です。
ネット販売している方が読んでも、参考になる部分があるのではないでしょうか。
個人的には、「プラスな感情×マイナスな現実」を伝え、無理なく断るテンプレートが参考になりました。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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「セブ島で0円留学を経営している早川です!」
ーー覚えやすさと希少価値
組み合わせ法「○○なのに、××」
「元学校の先生なのに、今は社長」
「2児の母なのに、ウエスト58cm」
信頼につながる数字の使い方
【継続】を数字で表す
【目標】を数字で表す
「素敵な機会をくれた○○さんに、心から感謝します」ーー人を巻き込み一体感を創る
人は、まったく同じものに触れたとしても、ストーリーや背景を知ることで感動が10倍にもなる
「セブ島NO.1のコールセンターです」
ーーおもしろいように仕事が取れたひと言
狭い領域でも、業界NO.1と呼べる差別化された強みを磨く
強調して伝えたいメッセージの前に、必ず“間”を開けること
「あいつは、実はすげー頑張ってるんだよ」
ーー陰口の対義語“陽口”こそが、周囲にポジティブな影響を与える
「37ページ目の3行目が良かったです」
ーーただの“良かったです”では絶対に人の心は掴めない
「プラスな感情×マイナスな現実」を伝えることが、断るときの最強テンプレート
「すみません、とても行きたいのですが(感情)、現実的に、まだ仕事が当面終わらなそうで参加するのは難しいです(現実)」
「AのあなたがBになれます」
ーー売る商品はいつだってお客様の未来
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巻末に参考文献リストがないのは、本としては致命的ですが、経験上、中身は役立つと思います。
マネジメントやマーケティング、セールスで、効果的な「ひと言」をマスターしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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『最強のひと言』早川諒・著 ゴマブックス
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◆目次◆
はじめに
ChapterI:『自己紹介』
自分の魅力を最大限に表現するひと言
ChapterII:『プレゼンテーション』
聴く人を強く惹きつけるひと言
ChapterIII:『人間関係』
信頼を築き上げるひと言
ChapterIV:『セールス』
売れるひと言
ChapterV:『モチベーション』
不変のやる気を生み出すひと言
おわりに
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