【イライラしなくなる82の習慣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479308806
本日ご紹介する一冊は、2003年に渡米して、アンガーマネジメントを学び、その後、日本アンガーマネジメント協会を立ち上げた、安藤俊介さんによる一冊。
著者は、ナショナルアンガーマネジメント協会に在籍する1500名以上のアンガーマネジメントファシリテーターのうち、15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルだそうで、米国人以外ではただ一人とのこと。
企業、教育委員会、医療機関などで数多くの講演、研修を行っており、日本アンガーマネジメント協会のHPにも、取引先として、有名企業、組織が名を連ねています。
怒りに任せた言動が深刻な事態になりがちな昨今、アンガーマネジメントは、すべての人にとって必須のスキル。
本書は、その基本を82の習慣としてまとめた入門書です。
人間関係、仕事、お金、対社会…。あらゆるシーンで感じがちなストレスやイライラを、起こさせない、あるいは解消する方法をわかりやすく説いています。
82の習慣を、各項目2~3ページでコンパクトにまとめており、読むだけでストレスが解消します。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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たまには象に負けることはあっても、基本的には象使いのほうが優位であるのが、私たちの本来の姿です。あなたの主人は、あなた自身であり、感情ではありません
つき合いたくない人のことを考えることは、その人のために自分の時間を使うことです。つまり「あの人にこんなことを言われた」「あの人とあんなことがあった」などと考えているあいだ中、その人のために自分の貴重な人生の時間を使っているのです
あなたが誰かに期待していたとして、その期待に対して「相手はこれくらいの価値を返さなければいけない」などと考えた時点で、あなたは人間関係を経済活動に置き換えてしまっています
自分と違うところを見つければ見つけるほど、その人との距離感は遠くなり、そのたびにますますイライラする対象になる
人と自分の共通点をすぐに何個も見つけられる人は、イライラしない最強の習慣を持っています
自分の人生に集中するためには、以下の三つの条件を満たしている必要がある
・自分が何をしたいか理解している(WANT)
・自分が何をしなければいけないか理解している(MUST)
・自分が何をできるかを理解している(CAN)
ノイジーマイノリティの意見を聞かない
やりたくないことは「10分ルール」で片づける
持ち物の数とイライラの感情は、密接に関係している
安定的な平穏よりも、ちょっとしたイレギュラーを楽しむという方向に思考をシフトチェンジしたほうが、ストレス耐性が高まる
自分の望むものしか受け入れられない人はイライラしやすい
映画がつまらなかったら映画館を出る
コスパで物事を考えることは、イライラを生む原因
健やかに生きることが最高の復讐
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アンガーマネジメントと銘打っていますが、小難しいことは一切書かれておらず、自己啓発書テイストで気楽に読める一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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『アンガーマネジメントを始めよう』
安藤俊介・著 大和書房
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479308806
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◆目次◆
Chapter1 人間関係でイライラしないアンガーマネジメント
Chapter2 仕事でイライラしないアンガーマネジメント
Chapter3 自分にイライラしないアンガーマネジメント
Chapter4 プライベートでイライラしないアンガーマネジメント
Chapter5 お金でイライラしないアンガーマネジメント
Chapter6 人生でイライラしないアンガーマネジメント
Chapter7 社会にイライラしないアンガーマネジメント
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