【伊藤羊一氏、これからのマネジメントを語る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041107725
本日ご紹介する一冊は、50万部突破のベストセラー『1分で話せ』の伊藤羊一氏が、リーダーシップ、マネジメントについて熱く語った一冊。
※参考:『1分で話せ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797395230/
著者は、Yahoo!アカデミア学長、Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長などの要職を歴任し、主にリーダー教育を手掛けていますが、本書はそんな著者のリーダーシップ教育のエッセンスを紹介した貴重な一冊です。
自分を導き、他者を導き、社会を導く。
このリーダーへのプロセスを、著者は、タイトルにもなっている3つのキーワードで表現しています。
FREE 常識から解放され、ひとりの人間として自由に生きる
FLAT 一人ひとりが、異なる意思を持つリスペクトされるべき存在である
FUN 一人ひとりが意思を決めて生きられれば、楽しく幸せな社会になる
個人の生き方や自己研鑽の秘訣、習慣作りの秘訣、リーダーとしてのコミュニケーション術なども書かれており、じつに勉強になりました。
なかでも、1:1×Nのコミュニケーション術、「傾聴・質問・承認」で自発的な行動を引き出すテクニックは、要チェックです。
著者が研修で使っているツールの紹介もあり、リーダーシップ教育に携わる人にとっては、ドル箱の情報だと思います。
さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
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仕事で優れた成果を出すためには、行動するだけでなく水面下のスキルとマインドを鍛えなければなりません。スキルやマインドが大きくなればなるほど、水面の上に出たアクションが安定し、成果が出やすくなります
学んだり、気づいたりしたらすぐアクションする
未来を変えるには、いま現在、過去の延長線上にはない新しい経験を積み重ねていくことが必要
では、どう決定するか。それは、自分の信念、つまり「譲れない想い」に従って意思決定するしかありません
私は、自分を変えるために「モチベーションに頼ってはいけない」とよく伝えています。モチベーションは行動のエンジンとして大事なものですが、それよりも重要なのは、やはり習慣です。習慣をもって、自分を変えていくのです
「俺、かっけー!」と思えるまで繰り返せ
リーダーやマネージャーの仕事要素を分解すれば、「チーム」「ゴール」「導く」の3つだけ。いたってシンプルなのです。これはぜひ、多くの「マネージャー予備軍」の人たちに理解してほしい。では、具体的にどんな仕事になるかというと、次の4つになります。
1.ゴールを設定し、チームで共有する
2.プロセスを明確にして導く
3.安全・安心な職場にする
4.個人の才能と情熱を解き放つ
1:Nで話をした場合、みんなゴールを共有できているのかといえば、そんなはずはありません。(中略)たとえメッセージを理解できても、受け取り方には個人差が生まれるため、1:1×Nでゴールについて話すのです
「傾聴・質問・承認」で自発的な行動を引き出す
平時は「After you.」
有事は「Follow me.」
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いつも通り、熱い文体で書かれており、すっかりテンションが上ってしまいました。
<「傾聴・質問・承認」で自発的な行動を引き出す>の部分は、ぜひ会話例も併せて読んでみてください。
これは、要チェックの一冊です。
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『FREE, FLAT, FUN』
伊藤羊一・著 KADOKAWA
<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆
Chapter0 FREE, FLAT, FUN
Chapter1 Lead the self 自分を導く
Chapter2 Lead the people 他者を導く
Chapter3 Lead the society 社会を導く
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