【メンタリストDaiGoが教える、禁断の心理テクニック】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396617518
本日ご紹介する一冊は、「メンタリストDaiGo」としてテレビで有名になり、現在はYouTubeで登録者231万人、著作の累計が330万部を突破している、メンタリストDaiGoさんによる注目の新刊。
これまでに著者が駆使してきた心理テクニックをエビデンス付きで紹介した、リーダー、情報発信者必読の一冊です。
現在は、YouTube、Clubhouseなどで一般の方が番組を持ち、多数のフォロワーを得てビジネスができる時代。
本書で紹介されている心理原則、言葉のテクニックを学べば、著者と同程度とまではいかないまでも、経済自由を獲得するレベル、副業で豊かになるレベルなら、達成できる可能性が高いと思います。
<信用を得るための3つのステップ>
(シュムージング、ストレングス、類似と共通点)、<聞き手に「関係性」を感じさせるトリック>など、見出しだけでも気になりますが、中身も具体的で、会話例まで付いており、勉強になります。
どうすれば相手を説得できるか、どうすれば口コミを誘発できるか、どうすれば大衆をその気にさせることができるのか…。
知りたい方は、これを読まない手はありません。
ベースとなっているのは、社会心理学の知識と、歴史的なインフルエンサーの実践例ですが、ここに著者が解説・会話例を加えることで、現在のSNS社会で影響力を発揮する具体的メソッドにまで落とし込んでいます。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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「信用」を得るための3つのステップ
1.「シュムージング」で打ち解け
2.「ストレングス」で相手に自信を持たせ
3.「類似と共通点」で仲間意識を深める
1つ目のステップは「シュムージング」です。聞き慣れない単語ですが、難しいテクニックではありません。簡単に言うと、「本題を切り出す前に自分のことをネタにした雑談を挟む」だけです
◆シュムージングに効果的な5つの話題
1.お金や健康に関する心配事
2.人生で幸福を感じること、自分の楽しいこと
3.自分の弱点やマイナス面
4.自分の趣味や興味
5.恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験
「好きな形容詞が同じ」だけで頼み事を聞く確率が2倍に
誰でも「関係性の強調」が身につく3つの印象テクニック
1.「この意見の支持率は高い」と知らせる
2.「みんなと少し違う要素」をプラスする
3.ゴールを掲げる
ネガティブで注意を集めて、ポジティブで納得させる
早口と高い声の組み合わせは、元気の良さや明るさを、早口と低い声の組み合わせは、有能さや賢さを演出してくれます
「母親が病気になっていてそれを助けたい。だから勉強しているんです」など、骨子をまとめて表面的に話してしまうよりも、子どもの頃の母親との思い出、心ない言葉で傷つけてしまったエピソードなどを重ねながら、「大好きだった母が病気になってしまいました。治療費を捻出して母を助けたい。そのためにも学校で勉強したい。奨学金が必要なんです」というストーリーに仕立てていきましょう
相手の行動を促したいと思うとき、私たちは基本的に「〇〇を買いましょう」「アイデアを出しましょう」など、動詞で伝えようとしてしまいます。しかし、実際には「購入者になりましょう」「発案者になりましょう」と、名詞で呼びかけたほうが効果的だったのです
ロスフレームはゲインフレームよりも説得力があるにもかかわらず、口コミとして広がらない
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これまでに数多くの心理学書を読んできましたが、本書はそれらの英知を、実践できる形で一般に紹介した、インフルエンサーのための話し方教科書。
人に影響力を及ぼしたい人はもちろんですが、反対に、操作されないためにも、学んでおくといいでしょう。
ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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『超影響力』メンタリストDaiGo・著 祥伝社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396617518
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◆目次◆
1章 影響力をもたらす2つの原則
2章 記憶に残し、無意識を操る5つのメソッド
3章 人・集団を動かす6つのトリガー
4章 あなたが人を動かせなかった3つの理由
5章 悪用厳禁 人を動かす7つの黒いテクニック
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