【スウェーデンで驚異の85万部!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866800402
本日ご紹介する一冊は、人間を「赤」「黄」「緑」「青」の4タイプに分類し、スウェーデンで85万部の爆発的ベストセラーとなった一冊。
スウェーデンの人口は、2017年現在999.5万人ですから、これが日本なら1000万部を超える計算になります。
本書の反響がいかにすごかったのか、おわかりかと思います。
本書は、その後各地で翻訳が決定しており、現在40カ国で翻訳決定。本日ご紹介する『世界にバカは4人いる』は、そのベストセラーの待望の日本語訳です。
科学的でも何でもない、著者の経験に基づく分類が、なぜこんなにも反響を呼んでいるのか。
それは、本書で紹介するタイプが「あまりにも当たっている」からだと思います。
もちろん、すべての人間が4つすべてにきっちり分かれるわけではなく、たとえば土井なら赤と青の中間など、混ざることはあるのだと思います。
マネジメントにおいて、ひとつだけわかっていることは、マネジメントが上手い人は、「人はそれぞれ違う」ことを理解しているということ。(『人間は9タイプ』を書いたビリギャルの坪田信貴さんも、じつはマネジメントの達人です)
※参考:『人間は9タイプ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404869152X/
本書の言葉で言えば、<「相手に合わせる」のが、人とのコミュニケーション>であり、優秀なマネジャーはそれを実践している人だということになるでしょう。
どうすれば、タイプの違う人間と上手くやれるのか。本書にはその対策と具体的コミュニケーション方法が書かれています。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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青タイプに、「そこまで詳しく読む必要はありません。最後の30頁は飛ばしてもいいですよ」と伝えたとしよう。すると青タイプは、いったいどうしてそんなことが言えるんだといった顔つきで見返してくるに違いない
周りにいるバカな人数は、赤タイプが常にどのタイプよりも多いということがわかった
赤タイプは支配力があると見られるが、支配をしている対象なのは周りの人間であって、物事の詳細を支配しているわけではない(赤タイプは詳細を把握することが苦手である)
黄タイプがまず知るべきことは、その場にいる人やプロジェクト担当のメンバーが自分だけではないということだ。何もかも独り占めしてはいけない。ほかの人も会話に参加すべきだとか、あまりに黄タイプが話しすぎているという状況を、彼ら自身に伝えることが必要
緑タイプが多くいるグループを率いるときは、自分が指揮をとり、舵をしっかりと握り、時には自身で船を動かすことをしなくてはいけないことをまずは理解しておこう
仕事関係で青タイプの人と会う場合、仕事以外の話はしないこと。しなくてはいけないタスクの話だけに集中すること
青タイプは、安心しながら話を聞くためにも詳細を知りたがるタイプだということを理解すること。先へ進めるためには、初めに詳細を伝えること
人には感情というものがあるということを青タイプに説明してみよう
何かの事実が不足しているのにそれでも先に進まなければならないときは、「勘や直感で一番良いと思う方法でいきましょう」と、青タイプに伝えてみることだ
赤と青、黄と緑は互いを保管し合う組み合わせ
緑タイプが「やることが多すぎる」とグチばかり言っていると、赤タイプはイライラする
?タイプと青タイプの組み合わせのチームが一番大変なことになる
青タイプは?タイプのことを、「不真面目でただのおしゃべり野郎で、誰も気にかける必要はない」とまで思う
目の前にいる人がどの色かわからないときどうすればいいのだろう?答えは簡単。緑タイプのやり方でやるのだ
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4タイプの特性を読んで行くと、あまりにハマる人物が思い浮かぶので、恐ろしいほど。
後半には、それぞれのタイプにかける言葉と、メールや文書でのやり取りの注意点も書かれているので、実用性も抜群です。
「科学的じゃない」と批判されることはありそうですが、それを超えて、話題になりそうな内容です。
ぜひ読んでみてください。
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『世界にバカは4人いる』トーマス・エリクソン・著
中野信子・監修 オーグレン英里子・訳 フォレスト出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866800402/
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◆目次◆
監修の辞 脳科学者 中野信子
まえがき
序 章 バカとはいったいどんなヤツだろうか?
第1章 コミュニケーションにおける決定権は常に相手にある
第2章 今の自分はどこからきているのか?
第3章 これから学ぶことのイントロダクション
第4章 赤タイプの性格を知る
第5章 黄タイプの性格を知る
第6章 緑タイプの性格を知る
第7章 青タイプの性格を知る
第8章 イラだってしまう側面 完璧な人間などいない
第9章 自分自身のために新たに学ぶということ
第10章 ボディランゲージ 人の身振りの重要さを知る
第11章 これがバカなヤツらの実態
第12章 バカと付き合う方法
第13章 フィードバックの仕方
第14章 相性のいい色の組み合わせとその理由
第15章 タイプ別、文書によるコミュニケーション
第16章 いったい私たちは何に激怒するのか?
第17章 エネルギー泥棒 ストレスとはいったい何か?
第18章 歴史的観念から人間というものを知る
第19章 4つのタイプ(または組み合わせ)の生の声
第20章 理解度ミニテスト チェックしてみよう
第21章 最後に私の実例より
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