2018年7月17日

『「勇気」と「お金」の法則』小林昌裕・著 vol.5073

【お金持ちマインドが学べるメンター小説】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023317012

本日ご紹介する一冊は、読者にお金持ちマインドを教えてくれる、いわゆるメンター小説。

車の販売会社の人事部に勤め、妻と発達障害の息子の3人家族。年収500万円のごくごく平凡な40歳のサラリーマン、務(つとむ)が、年下の億万長者に出会うところから、ストーリーは始まります。

大手企業の子会社に入り、人生は安泰だと思っていた務は、やがて金銭的に苦しい生活を続けることに疲弊し、これまでの人生に疑問を持ち始めます。

そんな時に出会ったのが、億万長者のコンサルタント、小谷氏。

この小谷氏からお金の実践と心構えを学び、主人公務が変わって行く、とまあこんなストーリーです。

既に、お金関連の本は相当数読んだ、という方や、実用的な本が欲しいという方には向きませんが、意識改革にはピッタリの内容です。

さっそく、ポイントをピックアップしてみましょう。

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お金をどのくらい受け取れる人生なのか、お金を使ってどのくらい幸せになれる人生なのかは、実は、どんなお金の概念を持った家庭に生まれ、どんなお金の教育を受けたのかで決まります

人生で抱える悩みの9割は、お金で解決できると思います。お金では買えない素晴らしいものに出会う確率も、お金によってぐっと上がります

「平凡の範囲であれば、幸せは崩れない」という幻想を捨てる

人生は予定外の連続。そして、それらを「解決」してくれるのは最終的にはお金しかない

「お金がない、お金がない」そう思っている人は、「お金がない」という前提で世の中を見るので、お金がないという現実だけが切り取られて見えます

あなたは苦しみの中で生きているのではなく、あなたの人生の中のほんの一部に苦しみがあるのだと気づくこと

「僕は、サラリーマンにとって本当のリスクというのは、会社の1か所だけの収入に依存して生きていること。そして、お金がない状態なのに<何も行動しないこと>だと思うんです」

人生の岐路にあるときや困難に直面しているときは、まず自分のこれまでのやり方を捨てる

怖くても、現状を書き出して、可視化してみよう

お金は「信頼と感謝」が形になったもの

小谷の話を聞きながら、務は、1930年代に活躍したアメリカのプロゴルファー、ベン・ホーガンの言葉を思い出していた。「人生において、自分が欲しいものを得るために絶対に欠かせない最初の一歩は『自分が欲しいものを決めろ!』ということだ」

やったら自分のためになるけれど、やりたくないなあと思う『嫌なほう』を選んでみてください

寄付をすると、<お金の器>が広がる

叶えたい夢があるとき、学びたいことがあるとき、すぐに行動を起こすために必要なお金を持っていること。それは、夢を叶える確率を上げ、奇跡が起きる確率も上げてくれます

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結局、落とし所が不動産投資だったり、ほぼ心構えで終わっていたりと、内容的には食い足りない印象がありますが、ストーリーとしてはよくできていると思います。

ベストセラーとなった『金持ち父さん貧乏父さん』もそうでしたが、やはり行動に変革を起こすには、ある種の「興奮状態」が必要です。

※参考:『金持ち父さん貧乏父さん』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480864245/

本書の効用は、おそらくこの興奮状態を読者にもたらし、何かアクションを起こそう、という気にさせてくれることでしょう。

ぜひ、チェックしてみてください。

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「よく考えたらそんなに購買頻度なんて上げられないよな」など、思い込みによるマーケティングがいかに危険かを思い知らされる内容でした。

出版業界も今、毎年進む市場規模の縮小に苦しんでいますが、そもそもライトユーザーを取り込む戦略が欠如しているのかもしれません。(出版業界は、本を読む人にばかりアプローチしている)

マーケティングの思い込みを排除し、真実のマーケティングを追求するために、ぜひ読んでおきたい名著です。

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『「勇気」と「お金」の法則』小林昌裕・著 朝日新聞出版

<Amazon.co.jpで購入する>
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<Kindleで購入する>
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◆目次◆

僕の居場所
青い空が見えるとき
一歩の勇気
人生のリスク
感謝の「値段」
夢を温め直す
殻をやぶる
結果と目標
ものさしを持ち替える
「船員」の信頼
親父の記憶
お金の器
幸せへの投資
偶然は必然

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