【不動産の「売り方」がわかる本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761273151
じつは、メルマガでは正式にお伝えしていませんでしたが、昨年末、ビルを売却しました。
引き渡しは4月頭で、それまでは今まで通り使い、以後はテナントとして同じ場所を借りる予定です。
土井が過去に調べたところでは、オリンピック景気というのは、大体1年前に株が下がり、開催年には完全に下がる。
であれば、流動性の低い不動産は、もっと早めに動かないとマズイ、と思ったわけです。
予想は大体当たっていたようで、関係者によると、昨年がピークだったとの意見もありました。
やはり今年は、不動産売却の年になりそうです。
そこで読んでおきたいのが、本日ご紹介する『家を売る人買う人の手続きがわかる本』。
「売る人」が先になっているあたり、著者はプロフェッショナルだと思います。
ちなみに本書の著者は、あの名著『2時間で丸わかり 不動産の基本を学ぶ』の著者、畑中学さん。
※参考:『2時間で丸わかり 不動産の基本を学ぶ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761269251/
今回も、マニアックかつ丁寧な解説が光ります。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
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Sランク不動産
一等地にあり稀にしか流通しない不動産
秘匿性が高いので、市場には出ずに水面下で売買される。一般的にはまとまった面積があり地型がよい不動産が多い。ほとんどの場合、欲しい人は無理をしてでもお金を出すので、価格はエリア相場を超える
Aランク不動産
一等地でそれなりの頻度で流通する不動産か、一等地でなくとも希少性が高い不動産
交通や買い物などの利便性が高い不動産が多い。相場から見ると割高感があり買いやすくはないが、価格が下がりづらいので、長い目で見ると資産性は高くお買い得と言える
土地に定着している立木、物置、車庫や敷地境界線を示す門扉は不動産の範囲内
容易に動かせる物置や物干し、植木鉢などは不動産の範囲外
取り外すのが容易ではないキッチンや造作家具は不動産の範囲内
すぐ取り外せる照明、カーテン、カーテンレール、造作以外の家具は不動産の範囲外
平成30年4月より告知事項となる、中古戸建の状態を的確に把握するためにインスペクション(建物状況調査)というサービスがあります
返済比率は一般的に上限で35%(35%~40%で定めている金融機関が多い)です。年収500万円ならその35%は年175万円、月あたり14.6万円は住宅ローンに充てても構わない、ということです
諸費用は売主と買主で異なりますが、一般的には、売買価格総額の5~7%ぐらいと言われています
商品がSやAランクなど売れやすい不動産であれば、一般媒介で複数(多くても3社まで)の不動産会社に依頼した方が競争意識を生ませるので、早く高い金額で売れる可能性があります
「今は買い物の便が悪いですが、近くにスーパーができる予定なので便利になりますよ」など、まだ確定していない事実は話さないようにする。万一できなかった場合、「できると聞いていたから買ったのに……」と買主とトラブルになるだけではなく、買主がその推測等を元に購入したのなら法律上では契約解除ができる
部屋のよし悪しなどの評価や「汚れている」「狭く感じる」など、個人の主観に基づく感想等を語るのは、案内中は避ける
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読者が良い不動産会社に恵まれれば、本書の知識の大半は教えてもらえると思いますが、初めて売買する場合、あるいは売買の直前であれば、チェックリストとして重宝すると思います。
書類の記入見本などもあるので、これ一冊あれば安心でしょう。
正直、本としては、同著者の『2時間で丸わかり 不動産の基本を学ぶ』の方がいいですが、手続きをきちんと理解したい人は、読んでおくといいでしょう。
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『家を売る人買う人の手続きがわかる本』畑中学・著 かんき出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761273151/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0793MTGTY/
<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2Cq0GGd
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◆目次◆
巻頭ガイド
本書の構成と家を売買する手続きの流れ
売主・買主の手続き&届出チェックリスト
家の売買に関わる専門家一覧
本編
第1章 家を売買する前に知っておきたいこと
第2章 不動産会社への相談時にやっておくべきこと
第3章 売主が正式な売却依頼の前にするべきこと
第4章 売主・買主ともに大切な「物件と相手」の見きわめ方
第5章 売買契約まではテンポよく間違いなく行う
第6章 売買契約から引き渡しまで焦らずに行こう
第7章 残金決済と融資実行は段取りが9割
第8章 売買の手続きが終わった後に待っていること
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