【知的でカンタンな英語の技術】
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昨年までニューヨークに1年間住んでいましたが、現地でネイティブの方と話していると、受験英語で習ったような構文はほぼ会話使われないことがよくわかります。
「It is…」で始まる文、「There is…」で始まる文、そして受け身形などがその最たる見本です。
代わりにネイティブが使っているのは、主語を明確にし、動詞でダイナミックに伝えるシンプルコミュニケーション。
本日ご紹介する一冊は、そんな英語表現が学べる一冊です。
現在、最も売れている英語本のひとつで、確かにシンプルで伝わる、実用的な表現がまとめられています。
日本語の発想ゆえについつい使ってしまいがちな複雑な英語表現を排し、ネイティブ発想でネイティブらしい言葉を選ぶ技術を、丁寧に指南しています。
He is a leader of the project.
ではなくて、
He leads the project.
Tax is included in the price.(受動態)
ではなくて、
The price includes tax.(能動態)
一冊読み終える頃には、きっと英語的な発想・表現が身についていることでしょう。
さっそく、いくつかポイントをチェックしてみます。
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「彼は、プロジェクトのリーダーである」
He is a leader of the project.
↓
He leads the project.
「価格には消費税が含まれている」
Tax is included in the price.(受動態)
↓
The price includes tax.(能動態)
「ドアハンドルに触れると、ドアロックが解除されます」
When you touch the door handle, the door will be unlocked.
↓
Touching the door handle will unlock the door.
コミュニケーションの主人公はあなた。IかWeで文を始めよう
英語ではモノの主語を多く使う。モノを主語にしよう
動詞の名詞形を使うと、動名詞を使った場合と比較して「ダイナミックな動き」は消えてしまいます
日本人に人気の構文、There is/are~(~がある、いる)を捨て去りましょう。この構文を使いたくなるのは、「~がある」「~がいる」という日本語にぴったり当てはまるためです。日本語は、主語が行う動作を具体的に表さずに、「ある」「いる」という表現を多用する特徴があります
There are three female members in this group.
↓
This group has three female members.
能動態と受動態では、能動態は力強い印象を与え、責任の所在を明らかにします
The tour schedule is written on the brochure.
↓
You will find your schedule on the brochure.
「否定文」、つまりnotを使った文をやめることで、あなたのコミュニケーションがプラスの方向へと変わります。伝えたい内容が明快に伝わりやすくなります。また、否定的な印象を与えずに淡々と説明することが可能になります
You don’t understand me.「あなたは私をわかっていない」
↓
You misunderstand me.「誤解です」
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日本の学校の英語教育では、
You don’t understand me.「あなたは私をわかっていない」
も
You misunderstand me.「誤解です」
も同じ意味というように教えられますが、違う語や表現を使っている以上、ニュアンスには必ず違いが生じるもの。そしてビジネスを円滑に進める上では、この微妙な違いこそが、大きな違いを生み出すと言っていいでしょう。
シンプルながら、現場で使える英語表現。現在16万部突破だそうですが、売れている理由がよく分かる内容です。
ぜひ読んでみてください。
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『会話もメールも英語は3語で伝わります』中山裕木子・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
はじめに 伝わる英語は、やさしい英語
CHAPTER1 「日本人の英語」が伝わらない理由
CHAPTER2 「3語の英語」は動詞が決め手
CHAPTER3 これでOK!「3語の英語」の組み立てパターン
CHAPTER4 「3語の英語」に情報を足していく
CHAPTER5 実践!「3語」で伝えるために、ここはバッサリ捨てましょう!
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