【売れてます。】
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本日ご紹介する一冊は、現在売れに売れているマネジメント本。
著者の橋本拓也氏は、営業研修で有名なアチーブメント株式会社において、取締役営業本部長を務め、研修講座のメイン講師を担当。
2024年現在、130人以上のマネジメントに携わりながら、マネジメント講座で累計1000人以上、研修ではこれまでに約2万人以上に教えてきた、同社のカリスマ講師です。
本書では、そんな橋本氏が教える「リードマネジメント」のエッセンスを紹介。
初めてマネジャーになった人が、プレイヤーの延長で部下に接し、失敗することのないよう、丁寧にマインドとメソッドを教えています。
本書の冒頭には、こんな強烈なメッセージが書かれています。
<あなたはマネジメントの無免許運転をしていませんか?>
<プレイヤーとしての免許証とマネジャーとしての免許証は別なのです>
では、名プレイヤーだった人は、どうやってマネジメントの技術を身につけたらいいのか?
本書では、そのための技術が5つ、明確に紹介されています。
「リーダーシップの技術」
「個人の成長支援の技術」
「水質管理の技術」
「委任する技術」
「仕組み化する技術」
序章を除く5つの章は、それぞれこの5つの技術を解説したもので、どうすれば一方的なマネジメントにならずに済むのか、どうすれば部下が育つのか、どうすれば組織文化が良くなるのか、どうすれば部下が自主的に動くのか、どうマネジメントを仕組み化すればいいのか、ハッキリとわかります。
「最初に読む本」というコンセプトの通り、じつにわかりやすく、丁寧にプレイヤーとマネジャーの違いが書かれているので、マネジメント本はとりあえずこれから始めるといいと思います。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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『頭の中で追うものを変えるのよ。今の橋本さんが頭の中で追っているのは「目標達成」なのよ。そうじゃなくて「育成」を追うの。「メンバーの育成を通した目標達成」を追いなさい』(かつて著者が上司に言われた言葉)
最終的にはスーパープレイヤーの持つ経験や方法論を教えることはとても重要です。ですが、それには順番があることを知ってもらいたいのです。(中略)大枠を先に言うとメンバー側が「教えてほしい」という状態になっていることが大前提
自分がすごいと思っている状態では、メンバーが何かの結果を出したときに「私の言った通りにやったから成果が出た=私のおかげ」と考えがちになります。要するに、メンバーの成果を自分の手柄にしてしまうのです。ですが、メンバーからするとこれが最もされたくないことです
自分はすごいと思っているマネジャーが、指導のもとで行動したメンバーが成果を出せなかったときには「どうしてこいつは“私みたいに”できないんだ」と考えます。結果、メンバーを責めることになってしまい、メンバーは自信を喪失するか、マネジャーに対して苦手意識や嫌悪感を持ってしまいます
任せられないマネジャーはメンバーからの不信感を買う
上質世界には、その人の「好きな人、モノ、コト、場所、シチュエーション、価値観、信条」などが蓄積されています
マネジャーがすべきはチームのメンバーの上質世界にあるものを「知り」、その上で「自分を上質世界に入れてもらう」ためのアプローチを行い、最後は「仕事や会社が上質世界に入るように拡張する」こと
7つの身につけたい習慣
1.傾聴する
2.支援する
3.励ます
4.尊敬する
5.信頼する
6.受容する
7.違いを交渉する
もっともメンバーの育成につながるのは「現場の同行指導」
「チームの数字の計算」ではなく
「メンバーの成長からの逆算」を行う
「私にはあなたに期待していることがあるので伝えてもいいかな?」と前置きするのが効果的
上手にメンバーへ委任するための
5つのポイント
1.意味づけ、意義づけ
2.量と基準を明確にして伝える
3.「あなたに委任する理由」を伝える
4.実現できる未来を示す
5.途中経過で求める報連相を伝える
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「上質世界」の話は、かつて美容室チェーン「EARTH」の創業者、國分利治さんに教えていただいたこと、そのままです。
正直、もう10年早く読んでいれば、と思うほど、わかりやすくて良い本でした。
営業に強いアチーブメントの取締役営業本部長が書いていることもあり、営業人材の育て方に関しては、流石に詳しい。
マネジメントで悩んでいる方は、ぜひ、読むことをおすすめします。
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『部下をもったらいちばん最初に読む本』
橋本拓也・著 アチーブメント出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486643161X
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◆目次◆
はじめに
序 章 リードマネジメントで組織パフォーマンスを最大化する
第1章 最優先でやるべき「リーダーシップの技術」
第2章 マネジメントの両輪を回すための「個人の成長支援の技術」
第3章 組織効率を向上させるための「水質管理の技術」
第4章 マネジャーが自分の仕事を実行するための「委任する技術」
第5章 好業績と良好な人間関係を両立さぜる「仕組み化する技術」
おわりに
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