【習慣化アプリ200万人のデータでわかった継続の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799330993
これまでにも何度かご案内していますが、2017年に『エグゼクティブ・ダイエット』という本を出しました。
『エグゼクティブ・ダイエット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838729294
この本では、効果的な食事法、トレーニング方法を書いていますが、じつは習慣化に関して、重要な原則をいくつか提示しています。
・トレーニングに使う時間は5分に限定
・1回の負けなら許容し、2連敗は防ぐ
・確実にできる回数をこなす
・習慣化させるためには、何かシグナルを決めておくといい
本日ご紹介する一冊は、この『エグゼクティブ・ダイエット』の理論に、データによる裏づけをしてくれる一冊。
著者は、ダウンロード数200万を誇る習慣化アプリ『継続する技術』の開発者、戸田大介さんです。
本書では、200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった『継続する技術』を解説しています。
習慣化に関しては、これまでにも良書がいくつも出されており、理屈に関しては、もうこれ以上いらないと思えるほど。
にも関わらず、習慣化に失敗する人が絶えないのはなぜなのか。
本書のなかで著者は、こんな説明をしています。
・人が吸収できる知識量には限界がある
・すべての知識が重要なわけではない
本書では、実際に習慣化に成功した人が何をしていたか、失敗した人がなぜ失敗したか、具体的なところを述べています。
細かいノウハウはいろいろありますが、なかでも重要なのは、以下の三原則。
習慣三原則
原則1 すごく目標を下げる
原則2 動けるときに思い出す
原則3 例外を設けない
本書では、この三原則をベースに、続けるためのヒントを示しています。
なぜいきなりジムに行ってはいけないのか、なぜ高い目標を掲げてはいけないのか、理屈がわかると思います。
その上で参考にしたいのが、「行動しやすいタイミング」「避けるべきタイミング」「ナイスなタイミング」「忘れようのない環境」などの例。
ご自分のライフスタイルに合わせて設計すれば、きっと継続する習慣が身につくと思います。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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習慣三原則
原則1 すごく目標を下げる
原則2 動けるときに思い出す
原則3 例外を設けない
筋トレや勉強などの「30日間継続成功率」が、「原則を守った人」は最低でも8.23倍高い
ランニングを始めた人のうち、約94%の人は30日以内に挫折してしまっている
目標別・30日以内に挫折する割合
・ストレッチ:85.0%
・家でできる筋トレ:83.9%
・勉強:87.7%
・ジムに行く:94.9%
すぐ達成できる目標は続きやすい
人は無意識に高い目標をイメージする
何かを始めるときは、1日5分でできる低い目標がオススメ
準備も含めて5分
実際に低い目標を掲げた人の97%は、ちゃんと成果が得られている
実際にやったのは、『1時間の人』は4時間半で、『5分の人』は5時間
・目標を無理に大きくしても実際の行動量は大きくならない
・それどころか、やがて挫折するのでゼロになる
・「無理をして挫折する人」と「小さく続ける人」の差は、ずっと開き続ける
実際に僕たちが行動を起こすためには、それを『行動するタイミング』で思い出す必要がある
忘れようのない環境の例
・ごはんの前に筋トレ……冷蔵庫の前にダンベルを置く
・ごはんの後に勉強……食器を洗うシンクの横に教材を置く
・通勤中に英会話ラジオ……玄関ドアに英語名言カレンダーを貼る
・シャワー後にヨガ……ドライヤーをする場所にヨガマットを置く
・「忙しくてできない」ときは、誰にでも訪れる
・そのときに何もしないと、すごく高い確率で挫折する
・そのときに小さくても「代わりの行動」をすると、続きやすくなる
現実的に成功率をもっとも高めるのが、『1日まではOK』というルールだった
『しない』目標にはちょっとした技があってね。何かを『する』に置き換えるといいんだ
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無理なものは続かない、厳しすぎる目標は続かない、という当たり前だけれど大事な事実を伝えてくれる本です。
習慣化アプリがデータから明らかにした『継続する技術』。
ぜひ読んでみてください。
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『継続する技術』戸田大介・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆
プロローグ どこかあるところにて
原則1 すごく目標を下げる
原則2 動けるときに思い出す
原則3 例外を設けない
応用と実践
おまけ また、あるところにて
あとがき 「習慣三原則」まとめ
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