【古くても王道。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761277351
本日ご紹介する一冊は、大手広告会社で30年間営業職として活躍する著者が、信頼を獲得し、仕事を円滑に進める王道の仕事術を紹介した一冊。
著者は、広告会社の仕事を通じ、これまでに世界的企業のCEO、東証上場会社の社長、政治家、大物俳優、ミリオンセラー作家などと仕事をしてきた人物で、気配り術には定評があります。
2011年に出た、『ぶっちぎり理論38』の著者といえば、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
『ぶっちぎり理論38』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447801566X
本書は、そんな著者が若手ビジネスパーソンに向け、仕事の王道スキルと心構えを指南した一冊。
見出しを見るだけならじつにシンプルですが、解説まで読むと、ある程度ビジネス経験のある方でも、激しく頷いてしまう内容だと思います。
・相手の気持ちを想像する
・「考えタイム」と「作業タイム」に分ける
・「キー」を大切にする
・「仮」を提案する
・あいさつに相手の名前を添える
どれもシンプルな原則ですが、一つ一つ実践していけば、職場での仕事効率、信用・評価が上がること間違いなし。
営業職の方であれば、後半に書かれた法人営業ならではの仕事術を読めば、きっと仕事のヒントになると思います。
・「逆締切り」を提案する
・アポは月曜の朝と金曜の夕方を避ける
・選択肢は3つに絞る
・「他」の事例を取り入れる
・新しい提案は「予算期の2ヶ月前」にする
・建て前の案と本音の希望の案の2つを提案する
いつの時代になっても、好印象と気配りは武器になる。
「自分には強みなんて何もない」と嘆く前に、試してみることをお勧めします。
さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。
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相手の気持ちを想像する
×「自分はどうしたいか?」
→ ◎「相手はどうしたいか?」
×「自分は何をすると心地よいのか?」
→ ◎「相手は何をすると心地よいのか?」
ひと手間を加えると、相手が喜び、自分も成長する
「考える時間」と「作業する時間」に分け、ひとつのことに集中する
仕事は分類してから取り組むと、結果、はかどる
くじけそうなときは「ライバルならどうするか?」と想像する
「努力をしている人の側にいると、自然にいい影響が受けられる」と、将棋棋士で国民栄誉賞を受賞した羽生善治さんも言っています
キーマン・キーポイントなど「キー」を大切にする
「戦術とは、一点にすべての力をふるうことである」と、ナポレオンは言いました
未経験・苦手な仕事は前向きに取り組まないと損をする
人が嫌がることに手をあげる
信用を築く人は自分を削ってでも、人のためにおもてなしの時間を作り出しています
相手が使う言葉に自分が使う言葉を合わせる
相手の手が動いているときは話しかけない
服装は「好き」より「さわやかさ」で選ぶ
いただいた親切をきちんと覚えておき、感謝の気持ちをお返しする人は信用をえることができます
決まらないときは「仮」を提案する
あいさつに相手の名前を添える
自分の意見にキーマンの意見を添える
新しい提案は「予算期の2ヶ月前」にする
他業種・他国・多世代など「他」の事例を取り入れる
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タイトルがこれで、若者が手に取ってくれるのかどうかわかりませんが、内容は王道で、勉強になりました。
最近、仕事にも慣れてすっかりサボっていましたが、こういう基本動作、大事ですよね。
若い方は、仕事の基本を学ぶために、ベテランの方は、おさらいする意味で、ぜひ、読んでみてください。
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『今こそ使える昭和の仕事術』後田良輔・著 かんき出版
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◆目次◆
はじめに 誰も教えてくれない最強スキル
Chapter1 基本の仕事術
Chapter2 不快にさせない仕事術
Chapter3 メール・SNS・リモート会議の仕事術
Chapter4 会話の仕事術
Chapter5 ビジネスシーンの仕事術
Chapter6 ワンランク上のビジネスシーンの仕事術
Chapter7 社内の仕事術
Chapter8 営業の仕事術
Chapter9 会食の仕事術
Chapter10 自分を鍛える仕事術
おわりに 目に見えないタスキ
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