【仕事が早い人の秘密。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295408999
本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』の著者、越川慎司さんによる新刊。
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799326082
著者が経営するクロスリバー社は、これまでに815社、約17万3000人の行動を変えるサポートをしており、最前線で働く人々の行動のデータを蓄積しています。
それによると、<成果を出し続けている人は、一般社員と比べて、「すぐに仕事を始める割合が1.8倍から2.3倍も高い」。
つまり、初速がそもそも違うわけです。
では、できる人はこの初速を上げるために、どんなことをしているのか?
本書には、その行動の秘密が書かれています。
初速を上げるための「6つの準備」、仕事の初速を上げる「26のテクニック」、耳が痛いですが、「すぐやるメンタルの整え方」、さらには「チームの『初速』を上げる方法」まで。
準備について書いた第2章では、金曜日の午後3時に15分だけ振り返りの時間を作る、1週間に2つの大目標「ビッグロック」を設定するなどが、とても参考になります。
第3章「仕事の初速を上げる26のテクニック」では、「とりあえず『2分』だけ作業してみる」、「苦手な作業の前に、得意な作業をやる」、「作業が20%進んだら方向性を再確認する」、「『休憩』と『再開』をセットにする」「スライドの枚数は『持ち時間×0.75枚』」などが勉強になりました。
他の本と重複する内容もありますが、仕事をやり始めたばかりの方にとっては、基本を押さえた良い本だと思います。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
成果を出し続けている人は、一般社員と比べて、「すぐに仕事を始める割合が1.8倍から2.3倍も高い
「初速を早める」と「次のタスクの初速が早まる」
(初速が早いと)「行動実験」が可能になり、多くの修正ポイントを発見できる
「早い失敗」→「早い成功」というアプローチが主流
モチベーションに頼らない「ルーティン」を持つ
初速を上げるための6つの準備
1.素早く動き出すために「身軽」な状態を作る
2.気後れを防ぐために「心理的ハードル」を下げる
3.円滑に進めるために「優先順位」を決める
4.手順を知るために「段取り」を整える
5.ムダを省くために「仮説」を立てる
6.躊躇を取り払うために「心理的要因」を探る
一つ仕事が増えたら、他の仕事を一つ減らす
金曜日の午後3時に15分だけ「振り返り」の時間を作る
月曜日の動き出しを鮮明にイメージ
脳をダマして初速を上げるための「口グセ」を持つ
1週間に二つの大目標「ビッグロック」を設定しておく
「ハイリスク・ハイリターン」を目指すと、動き出しが遅くなる
タスクを「小分け」にして、スキマ時間を有効活用する
初速が遅くなる原因は「不安」「不明」「不得意」の三つにある
とりあえず「2分」だけ作業してみる
「休憩」と「再開」をセットにする
コンパクトな資料の方が、人を動かしやすい
ファン&ラーンの法則
行動実験を「楽しみ」(fun)ながら進めて、失敗や成功から得られる情報を積極的に「学ぶ」(learn)
—————————-
個人的な経験から言うと、着手が早い仕事の場合、上手く行く確率が上がり、仕事のスピードも大幅に変わります。
クリエイティブな仕事の場合、冗談抜きで10倍仕事の成果に差がつくこともあると思います。
「初速」を上げるための仕事術。
ぜひ、読んでマスターしてください。
———————————————–
『仕事は初速が9割』越川慎司・著 クロスメディア・パブリッシング
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295408999
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0CP5HSK83
———————————————–
◆目次◆
はじめに 仕事が早い人は、動く前にどんな準備をしているのか?
第1章 できる人ほど仕事の初速にこだわる理由
第2章 仕事が早い人が「動く前」にやっていること
第3章 仕事の初速を上げる26のテクニック
第4章 無意識を操作! すぐやるメンタルの整え方
第5章 リーダー必見! チームの「初速」を上げる方法
おわりに 明日から「小さな行動実験」を始める勇気を持つ
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。