【話題の著者による、週末を上手に過ごすヒント】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837930646
本日ご紹介する一冊は、NHK「あさイチ」出演で話題となっている、『ME TIME』の著者、池田千恵さんによる最新刊。
『ME TIME』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479932912X
2011年にマガジンハウスから出版された『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』に、大幅加筆修正したもので、『ME TIME』で提唱していた「SEEメソッド」(Show:時間の見える化→Edit:時間の編集→Enjoy:時間を楽しむ)の、「Enjoy」にフォーカスした内容です。
著者いわく、<さまざまな情報の中で、さまざまな人たちに囲まれて働き、生きている日常は、いうならば「みんな時間」の自分>。
その対極にある「ひとり時間」の自分を取り戻すのが、本書の狙いです。
本書で紹介されているのは、他人に振り回される時間を減らし、「ひとり時間」を増やすための心構えとスケジュール管理の実践法。
「週末ブロック大作戦」や自分のスケジュールを宣言してしまう方法、「TODOリスト」を楽しくする<す・ぐ・と・り>の法則など、著者独自のやり方が紹介されており、スケジュール管理や仕事の進め方のヒントになります。
朝活の第一人者が書いているだけあって、主に朝活動する人向けの内容ですが、時間捻出の考え方や手帳の使い方、TODOリストなどは、どんな人でも参考になる内容です。
「イヤなことは、好きなことと一緒にやればいい」
「問題を週末まで持ち越さない」
などのメッセージは、イヤな仕事をつい先延ばししてしまいがちな人に、刺さると思います。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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平日の疲れが溜まっているからといって、家でゴロゴロして週末を過ごすよりは、土日も外に出て活動的に過ごしたほうがリフレッシュできる
「ひとり時間」は「アクティブ孤独」
「みんな時間」には「調整コスト」がかかります。「調整コスト」とは、相手の都合に合わせることによって増える、見えないムダ時間のことです
「寂しいから」「他人にどう思われるか気になるから」という理由だけで、自分の大事な時間をムダにしない。ある意味、人の目に鈍感になる
じつは自分で思うほど、人は他人のことなど気にしてはいません
どんなにつらい夜を過ごしていても、新しい朝は誰にでも平等に訪れるもの。つまり365日、挑戦する機会が与えられているのです
ひとまず書き出すことで、「なんだか知らないけどモヤモヤする」「やらなきゃいけないのに放置している」と頭の中に置きっぱなしになっていた負担が減り、頭の中がスッキリします
一日のうち、何にどのくらい時間をかけていて、どこで「ひとり時間」を確保できるかを「見える化」するのにおすすめなのが、円グラフです
「TODOリスト」を楽しくする
<す・ぐ・と・り>の法則
「す」ーー数字で書く
「ぐ」ーー具体的に書く
「と」ーー取るに足らないことでも書く
「り」ーーリセットしてみる
イヤなことは、好きなことと一緒にやればいい
「ひとり時間」の予実管理を習慣化するためにおすすめなのは、バーチカル式の手帳を使うことです(バーチカル式とはウィークリー欄が1週間で見開きになっていて、30分~1時間ごとに目盛りが刻まれているタイプ)
ひとり時間ができたら「やりたいなリスト」を書いてみよう
最初に「私の都合がいいのは○時~○時です」、もしくは「絶対NGなのは○日と○日です」と、何パターンかを宣言してしまうこと
問題を週末まで持ち越さない
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本当に良い仕事や、歴史に残る仕事は、ひとりの時間からしか生まれてきません。
週末は、つい遊びたくなったり、ダラダラ疲れを癒したりしたくなるものですが、可能ならひとり時間を取って、クリエイティブなことに取り組みたいですよね。
週末の過ごし方のヒントに、ぜひ読んでみてください。
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『週末ひとり時間』池田千恵・著 三笠書房
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◆目次◆
はじめに
1章 週末こそ、もっと「自分のため」に!
2章 「書き出す」ところから何かが動き出す
3章 考えるだけでワクワクする「予定作り」
4章 「ひとり時間」だからできること、トライしたいこと
5章 「誰にも邪魔されない時間」はつくれる、守れる
6章 どれから始める? 「頭と体に効く」リスト
おわりに
参考文献
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