【「動かす」をやめると起こること】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799110136
本日の一冊は、『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』が10万部を超えるベストセラーとなった著者、大平信孝さんによるマネジメント本。
※参考:『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761275723
部下を動かすのではなく、自ら動き出す部下、チームを作るためにリーダー、マネジャーはどうすればいいか、1万5000人に指導してきたカリスマコーチが指南する、注目の一冊です。
本書の第1章で著者は、部下を強引に動かすことの弊害を、こうまとめています。
・強制的に動かすことで、「反発心」が生まれる
・主体性がなくなり、言われたこと以外やらなくなる
・「萎縮」して、「創造的仕事」が困難になる
・「心身に不調」をきたしたり、突然「退職」したりする
そうではなく、部下が「自然と動きたくなる」ようにする。
本書には、そのための秘訣が書かれています。
著者はこの秘訣を、「リーダーシップ構築の4ステップ」としてまとめていますが、本文ではその詳細が書かれています。
リーダーシップ構築の4ステップ
1.「自分」を知る
2.「セルフリーダーシップ」を発揮する
3.「相手(部下・チームなど)」を知る
4.「リーダーシップ」を発揮する
やめるべき口癖や自己肯定感を上げる方法、部下を知るためのコミュニケーションなど、シンプルながら勉強になる内容です。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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「会社や上司が言ったから動く」ではチームは強くならない
あなたがセルフマネジメントをして自分を整えると、リーダーとしてのあり方や思考、振る舞い・行動、コミュニケーションが変わります。すると自然とリーダーシップが発揮され、部下もチームも動き出すのです
まずは、いきなり「ダメ出し」することをやめましょう。部下とのコミュニケーションは、「肯定」から始めるのが鉄則
部下に指摘するときは、必ず「できているところ」→「課題」の順番
「ぶっとんだ目標」をたてる
自分自身の「あり方」を整えるセルフリーダーシップ
1.口癖をマネジメントする
2.睡眠であり方を整える
3.自己肯定感を上げる
やめるべき口癖1:「でも」「だって」
やめるべき口癖2:「どうせ」
やめるべき口癖3:「難しい」
やめるべき口癖4:「部下のことがよくわからない」
やめるべき口癖5:「忙しい」
アドラーの「幸福の三条件」
1.自分を受け入れていること
2.他者を信頼していること
3.他者に貢献していること
「本気の30分」を毎日作る
まずは、「部下の価値観」と「今のコンディション」を把握してください
信頼関係を構築していくポイント
1.「相手の興味関心」に関心を持つ
2.共通点を見つける
3.できていることを「承認」する
目標と現状の間にマイルストーンを3つ置きましょう
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これまでの著書同様、読みやすい文章で、マネジメントの要諦がわかりやすくまとめられています。
部下指導の細かいところもヒントが示されているので、マネジメントに悩んでいる人は、ぜひ参考になさってください。
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『部下は動かすな。』大平信孝・著 すばる舎
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◆目次◆
第1章 なぜ御社のチームは強くならないのか?
第2章 「自分を知る」セルフマネジメント入門
第3章 「セルフリーダーシップ」を発揮する方法
第4章 「相手を知る」コミュニケーションマネジメント
第5章 リーダーシップを発揮する
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