【ひろゆきが教える処世術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833424444
本日の一冊は、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」をプロデュースし、現在はコメンテーターとしても活躍するひろゆきさんが、“人生の抜け道”を教えてくれる一冊。
「問題解決」をテーマにしており、著者が問題解決する時、いかにしてラクに問題解決するか、その考え方の秘訣が書かれています。
歯に衣着せぬ物言いで人気の著者が、本書でも不謹慎な処世術を連発しており、じつに痛快な一冊です。
なかでも、<「抜け道」を見つける7つの習慣>は、勉強になると思います。
「抜け道」を見つける7つの習慣
1.前提を疑う
2.ムリやり推測する
3.人がやらない方法を試す
4.面倒くさいキャラになる
5.手持ちのカードを増やす
6.仮説は極端な数値で検証する
7.相手のモチベーションを見極める
情報の前提を疑う、人がやらない方法を試す、極端な数字でシミュレーションしてみる、相手の行動原理を理解し裏をかくなど、通常の問題解決本ではなかなか示されない視点が書かれており、面白い内容です。
著者や、著者の周辺の方がこれまでに経験した困難をどう乗り越えてきたか、エピソードも書かれているので、こちらも併せて参考にするといいでしょう。
個人的には、川上量生さんがサラリーマン時代、クレームを減らすために電話回線を減らしてしまったエピソードがヒットしました。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
—————————-
物理的な被害や被害者がいないのであれば、問題解決をするときにずるい手を使うのはアリ
学習量が少ない科目のほうが、少ない労力で合格点まで行ける
交渉は相手が困る状況を狙え
国であれ警察であれ、何かを強制されそうなときには根拠を尋ねると、相手は根拠を出さざるをえなくなります。そういうときに僕は、その根拠のどこかに抜け道があるんじゃないかと考えます
なるべく「ハズレサイト」を開かないようにするために使えるのが、画像検索です。とくに数字を扱うテーマを調べるなら、しっかりしたグラフや図表を載せているサイトや論文は当たりが多いです。いいかげんなサイトはわざわざグラフをつくったりしないので、画像検索でしっかりしたグラフを載せているサイトを開くと、ほとんどハズレません
できるだけ相手に直接ヒアリングして、極力ムダ玉を撃たないようにします
100点を目指すより70点でも素早く仕上げる
目標やゴールを設定するときには、「未来にとっての正解は何か」という視点がとても大事
ゴールを変えること自体が解決になる
行動原理がわかれば相手の裏をかける
ふつうなら、クレームが殺到したら「電話回線や電話対応のスタッフを増やそう」と考えると思うのですが、川上さんの対応はその真逆でした。電話回線を減らしてしまったんです。社長の命令をガン無視して。どういうことかというと、2本あった電話回線を1本にして電話対応の人を減らしたぶん、マニュアルのつくり直しに人を投入したんです。そして、大急ぎで初心者にもわかりやすいカラフルなマニュアルを作成して、登録ユーザー全員に発送しました
—————————-
タイトルには「ずるい」などと書かれていますが、極めて賢明な問題解決法であり、大人はもっとこういうことを子どもに教えていいと思います。
子どもの頃、『吉四六さん』が好きだった土井にとっては、とても痛快な本でした。
ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『ひろゆき流ずるい問題解決の技術』西村博之・著 プレジデント社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833424444
———————————————–
◆目次◆
プロローグ 問題解決力が高いほうが、人生うまくいく
第1章 僕はこうして問題を解決してきた
第2章 ひろゆき流問題解決の4ステップ
第3章 ラクして正解にたどり着く“ずるい”コツ
第4章 「抜け道」を見つける7つの習慣
第5章 問題解決力が高い人、低い人の特徴
第6章 仕事&人間関係の悩みに答えます
第7章 令和ニッポンの社会問題、僕ならこうして解決する
エピローグ グッドルーザーたれ
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。