【成功する個人事業の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534058721
本日ご紹介する一冊は、起業支援情報誌『アントレ』の編集部で18年間、のべ3000人以上の個人事業主や起業家を見続けてきた著者が、一人起業の成功法則をまとめた一冊。
昔、ドリームゲートの人気アドバイザーが書いた『経営のやってはいけない!』という本がベストセラーになりましたが、本書はその個人事業主版と言っていいと思います。
※参考:『経営のやってはいけない!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295400327
独立したての人が、何をすべきか、何をすべきではないか、戦略面・実務面のアドバイスが載っており、超実践的です。
・名刺には「事業目的」を入れる
・仕事用の「クレジットカード」を用意する
・「クラウド会計」を導入しよう
・自宅オフィスは「家事按分のルール」をつくる
など、シンプルながらやってみないとわからない、かゆいところに手が届く内容です。
他にも、起業家としての処世術やお金のトラブルを避けるためのヒント、長期で競争優位性を築くためのヒントが書かれており、転ばぬ先の杖として機能する一冊です。
さすが、『アントレ』を経て、起業家支援をし続けている著者だけのことはあります。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
—————————-
ホームページは「問い合わせフォーム」があればOK
会社員時代の実績よりも、現在の「専門性」が重要
「得意なこと」を載せておくと、必要なときに思い出してもらえる
お世話になった方々に「挨拶状」を出す
退職する会社と「業務委託契約」のチャンスを探る
最低半年分の「運転資金」を確保しよう
大切な屋号や社名、商品名は迷わず「商標登録」
税務署に「開業届」と「青色申告の承認申請書」を提出する
「メールアドレス」はGmailで十分
オフィスは「自宅+シェアオフィス」からはじめよう
独立派の成功パターンは「独自市場」をつくること
「下請け仕事は○割まで」とルールを決めよう
◆持続的発展をもたらす「三本柱経営」
・主力事業
・収益事業
・未来事業
強み×対象者×提供価値=独自の肩書き
共同経営がうまくいく確率は10%未満
◆「継続して儲かる仕組み」の5つの型
1.レンタルタイプ
2.会員制タイプ
3.有料情報タイプ
4.コミッションタイプ
5.保守・保険タイプ
相手の言い値ではなく「メニュー表」を先出しする
◆5つの参入障壁
「隔離」「無関心」「ジレンマ」
「ストーリー」「コミュニティ」
—————————-
個人事業主をターゲットにしていますが、小さな会社を経営している人なら、きっと参考になることだらけです。
既に起業している方には、自社の事業を見直す、良いきっかけになるのではないでしょうか。
ぜひ、読んでみてください。
———————————————–
『個人事業主1年目の強化書』天田幸宏・著 日本実業出版社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534058721
———————————————–
◆目次◆
第1章 個人事業主になるとしたら、まずやっておきたいこと
第2章 仕事環境を整える
第3章 個人事業主としての立ち位置を決める
第4章 「継続して儲かる仕組み」をつくる
第5章 「営業せずに仕事が集まる仕組み」をつくる
第6章 戦わずに優雅に働く5つの戦略
第7章 知らないと損する、お金まわりのこと
第8章 人生はマラソン。息切れせずに、成長し続ける習慣づくり
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
お知らせはまだありません。