【著作累計180万部突破!の佐々木常夫氏最新刊】
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本日ご紹介する一冊は、2001年に東レ同期トップで取締役となり、2003年より東レ経営研究所社長、現在は佐々木常夫マネージメントリサーチの代表を務める、佐々木常夫さんによる仕事本。
著者は、これまでにも『働く君に贈る25の言葉』はじめ、いくつかベストセラーを出していますが、本書は、ひさびさに若手ビジネスパーソンに寄り添った内容。
※参考:『働く君に贈る25の言葉』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872905008/
タイトル通り、著者による『1行の問いかけ』があり、そこから仕事の極意や心構えに展開していくという内容になっています。
最近は、「好きなことをする」「いますぐ」など、こらえ性のないワードが増えており、それはそれで大切なのですが、人生や仕事、人間関係はそんなに単純ではありません。
複雑な人生をどう考え、どう生きるか。ビジネスパーソンの悩みへの、リアリティある回答が光ります。
著者自身、出世街道を歩んでいて、病に倒れた妻と自閉症の長男を抱えながら仕事に向き合った過去があり、複雑な状況の中で、キャリアを築いています。
仕事やプライベートで複雑な状況に陥っても使える考え方、心構えが書かれており、とても勉強になりました。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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「ミスやトラブルばかり」を改善するには、「そんなことか」と思うような、「社会人としての基本」に立ち返ることが重要
仕事を覚えるというと、みなスキルを身につけることばかり考えます。でも、それより大事なのは、自分で「どうすれば」を考えること。自分なりに仕事の「志」を見つけていくということなのです。志が見つかれば、仕事は格段に楽しくなりますよ
そもそも仕事というのは「雑用の塊」。メールを送る、電話をする、ちょっとした計算をする、資料をまとめる。どれも大事な仕事には違いないけれど、特別な才能を求められるようなものではありませんよね? ですから、仕事がスムーズに進まないからといって、「仕事ができない」「能力がない」と悲観する必要はまったくないんですよ
いくら時間をかけてがんばっても、ヒットどころか企画会議さえ通らない。「そんなの売れないよ」と相手にもされない。空回りする編集者に、編集長がこんなアドバイスをしたそうです。「1からオリジナリティを追求するのでなく、売れている本の真似をしなさい。真似をベースにして、自分なりのものを作ればいい」
仕事をスムーズに進めるには「プアなイノベーションより、優れたイミテーション」
事実を確認し、現実をガッチリ把握する
新しい部署で仕事を覚えるには、地道に努力する姿勢はもちろん、「礼儀正しさ」を武器に他人から学ぶことが大事
面談するときは話を聞く部下の順番も重要です。面談となると、みなたいていナンバー2から始めますが、そうではなく一番若い人からやるのです
仕事にしろ家族にしろ、「逃げ道」は常に頭の片隅に置いておくべき
人を許す努力は、あなたを必ず成長させます
蓄えや稼ぎを人と比べないこと
こだわるのは「絶対に譲れないもの」だけにしませんか?
物事を楽観的に見られるようになるには、どうしたらいいか? そのためにはまず、「期待しすぎる」のをやめることです
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何でも抱え込んでしまう、真面目なタイプの方にこそ、読んで欲しい内容。
不安な人生、キャリアを軽やかに進むためのヒントがたくさん詰まった一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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『1行の問いかけ』佐々木常夫・著 日本実業出版社
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◆目次◆
第1章 仕事で迷いが出たら
第2章 仕事の人間関係で迷いが出たら
第3章 家族との関係で悩んだら
第4章 お金とのつき合い方で悩んだら
第5章 人間関係がうまくいかなくなったら
第6章 いまの自分に疑問を持ったら
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