【天才性に忠実に生きる。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815607923
本日ご紹介する一冊は、事業家、思想家として活躍する山口揚平さんが、早世した兄・和也氏のライフワークを引き継いで書いた、生き方の指南書。
著者と兄の和也氏は、10年前に「武者修行プログラム」を創業し、大学生を中心にその人の「天才性」を見つけ挑戦を助ける仕事をしていたそうで、兄・和也氏はその過程で年間1000人、総計で3800人の学生と向き合っていたとか。
本書は、そんな2人の取り組みがベースとなっています。
本書が提案する生き方とは、ズバリ、自分の天才性に忠実に生きること。
そのためには、以下の2つが必要だと説いています。
1.天才性を知ること
2.天才性に忠実に生きること
では、なぜ今、天才性に忠実に生きることが必要なのか?
著者は、その理由を以下のように説いています。
<産業が成長し成熟していた昭和・平成の時代では、自分の他人に対しての相対的な「強み」を軸に、有望な職場を探すことが有効でした。しかし大きな変革の中で、次の産業や社会を新しく産み出していかなければならないのであれば、他人と競争するのではなく、他の誰とも被らない個人の天才性を軸にしなければなりません。これからは職場を探すのではなく、仕事を創る姿勢が必要なのです>
では、その天才性をどうやって発見すればいいのか。
著者が説く、「ジーニアスファインダー」のステップは、以下の3つで構成されています。
1.とげぬき 幼少期の自己評価や偏見を洗い流すこと
2.天才性の抽出 自分のコア(存在の本質)から輝き出る光である天才性を明らかにすること
3.再構築 天才性に基づいた生活環境や仕事を作り直すこと
まだ成功していない人も、いったん成功した人も、これから先、どうやって生きていけば人生が充実するのか、大きなヒントが見つかると思います。
さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
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建設業や重厚長大産業を中心とした昭和はコンストラクション(製造)の時代、本社のホワイトカラー層を中心に組織で動いていた平成はオペレーション(操業)の時代、そして令和はクリエーション(創造)の時代
産業が成長し成熟していた昭和・平成の時代では、自分の他人に対しての相対的な「強み」を軸に、有望な職場を探すことが有効でした。しかし大きな変革の中で、次の産業や社会を新しく産み出していかなければならないのであれば、他人と競争するのではなく、他の誰とも被らない個人の天才性を軸にしなければなりません。これからは職場を探すのではなく、仕事を創る姿勢が必要なのです。職
業選択から仕事創造へと考え方を変えていかなければなりません
今は社会から少し距離を置き、自分や身の回りの人に集中すべき時
大事なことはライフスタイルが先で、仕事(職業)が後ということです
過去を丹念に振り返っていくと、たいていはもともとあった天才性を封じ込めてしまった誰かの一言に気づいたりするもの
過去のことを回想した最後は必ず、「繰り返さないために、今、何を自分と約束するのか」を明確にし、明確にするだけではなく実際にその行動を積み重ねることが重要
意識の飛びやすい方向に、その人の天才性がある
意識があなたの天才性のポイントにある時、周りの時間の流れは止まっているかとてもゆっくり流れています
◆今後の生き方の4つの選択肢
・システムの中で生きる
・システムの外で生きる
・システムを変える(改革派)
・システムから逃げる(グローバル派)
観光立国は「下の策」です。落ちぶれた国家が最後に選ぶ、最も安易な退廃の道
新産業は「ロボティクス」「医療と未病」「コミュニティ」
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これからの産業の方向性や、新たな自分の可能性を見つけるために、ぜひ読むことをおすすめします。
巻末には、著者らが開発した「ジーニアスファインダー」(WEBテスト)のアクティベーションコードが付いており、自分の天才性を見つける診断ができます。
ぜひ読んでみてください。
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『自分だけの才能の見つけ方』山口和也、山口揚平・著
SBクリエイティブ
<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆
第1章 今こそ天才性を見つけよう
第2章 記憶を整理しよう
第3章 天才性を見つけよう
第4章 仕事と生活を再構築しよう
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