【ベストセラー100冊の勉強法を一冊に】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864108366
本日ご紹介する一冊は、トヨタの技能オリンピックで最年少優勝、アイデアツールコンテストでも2年連続全国大会に出場した原マサヒコ氏が、勉強法についてまとめた一冊。
ベストセラー100冊の勉強法を一冊にまとめたという、どこかで聞いたコンセプトですが(笑)、確かにニーズはありそうです。
先日ご紹介した『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』もそうですが、文章術や勉強法って、いろんな方がいろんなことを言うので、読者的には何が正しいのか、効果あるのかハッキリして欲しい。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
藤吉豊、小川真理子・著 日経BP
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289060/
そういうニーズに応えたのが、「100冊を1冊に」なんでしょうね。
頻出順に文章テクニックをまとめ、文章術のプロが解説した『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』と比べると、ベストセラーのエッセンスを抜き出しただけの印象は拭えませんが、それでも便利な内容だとは思います。
タイトルが「101」になっているのは、最後に著者の勉強法が加えられているからです。
勉強法は、会う/合わないがあるので、101個の中に、自分に合ったものが一つでも見つかればめっけ物だと思います。
さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
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学力テストで計測される力を「認知能力」といいますが、「忍耐力がある」「社会性がある」「意欲的である」といった、人間の気質や性格的な特徴のようなものを「非認知能力」といいます。シカゴ大学のヘックマン教授によると、米国の一般教育修了検定の分析を行なったところ、非認知能力は、認知能力の形成に一役買っているだけでなく、学歴や将来の年収などにも大きく影響する
自制心を鍛えるには、「継続と反復」
仲間に教えたり、教えてもらったりすることも勉強にはプラスになります。1人で学ぶよりも刺激のレベルが高く、記憶に残りやすいためです
もっとも伸びる自分の得意分野を見つけて、まず、そこに集中すべき
1つの領域内でも取り組む課題を多様なものにすること
「はじめて」の出来事と「覚えたい記憶」を結びつけると、圧倒的に覚えやすくなる
記憶するためにノートをとりたいのであれば、まず「覚えてからノートに書く」ということがポイント
15分サイクルを何度か繰り返すことで、「記憶力の高い状態の読書時間」をつくり出すことができる
「推しメン」をつくってストーリーで歴史を理解する
復習の間隔を少しずつ伸ばす
大人になってからの自己学習でも、仕事でも、なんにでもつねに「時間割」を設定しましょう
受験においては過去問を分析して、「勉強する範囲をまず絞り込む」のが合格の鉄則
記憶に焼きつけたいときは「ワンビッグメッセージ」に絞る
詰まった部分を改めて見返しながら「エアー授業」を繰り返していくうちに、だんだん記憶も定着していく
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あくまで勉強法を紹介するというコンセプトで書かれているので、「何が何でも結果を出す」気迫に欠けるのが難点でしょうか。
社会人、受験生両方を意識して書かれてはいますが、やっぱり内容は勉強好きの社会人向けだと思いました。
ここまでベストセラーのエッセンスをまとめてくれた本はあまりないので、興味のある方は、ぜひ、チェックしてみてください。
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『世界一やさしい超勉強法101』
原マサヒコ・著 飛鳥新社
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◆目次◆
CHAPTER1 準備する
CHAPTER2 インプットする
CHAPTER3 心を整える
CHAPTER4 アウトプットする
CHAPTER5 しくみをつくる
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