【自律神経が整い、パフォーマンスが上がる習慣術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532199956
本日ご紹介する一冊は、ベストセラー作家であり、順天堂大学医学部教授、日本体育協会公認スポーツドクターの小林弘幸さんが、自律神経が整い、パフォーマンスが上がる習慣術をまとめた一冊。
もともと、2015年6月にKADOKAWAから発行されていた『一流の人をつくる 整える習慣』として出されていたものに、加筆修正、再構成したもので、計108の行動術が紹介されています。
リモートワーク時代に気をつけたいことなども新たに加わっており、セルフマネジメントが必要な今だからこそ、読みたい一冊です。
「文庫化にあたって」で著者が述べているのは、<心と体はつながっているので「元気が出ない」「希望が持てない」というときは、メンタルでなんとかしようとするのではなく、まずは動いてみる>ということ。
本書を読んで、体との正しい付き合い方がわかれば、仕事のパフォーマンスも上がってくると思います。
時間帯によって仕事内容を変えることや、ストレスを軽減するための工夫、雨の日でもパフォーマンスを上げる秘訣など、じつに参考になりました。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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仕事のクオリティを高めたいなら、「実力をつける」より「今の実力を出し切ること」に意識を向けるほうが圧倒的に近道
「黒い鞄の中で黒い財布は探しにくいから、黄色にしよう」という感じで持ち物を次々と最適化していくと、日常のすべてがスムーズかつストレスフリーになっていきます。持ち物が最適化され、あら
ゆる場面での動きが快適になれば、確実に自律神経は整います。結果として、仕事への集中力やモチベーションが上がることは間違いありません
窮屈な思いをしながら細身の服、靴を身につけていると、それだけで交感神経が上がり、コンディションを崩します
雨の日は交感神経が下がり、副交感神経が上がって「休息モード」になります。(中略)雨の日には意図的に明るいネクタイを選んでほしい
打ち合わせやミーティングを意図的に午後1時~3時くらいにセッティングする
「内容で区切るべき仕事」は変に時間で区切ろうとせず、朝の「勝負の時間」をたっぷり使ってやる
資料の整理、書面チェックなどの作業は「集中力はそれなりに必要だけれど、それほどクオリティを考えなくてもいい仕事」と言えるのではないでしょうか。この種の仕事は終了間際の1時間にはピッタリです
「この分野で認められないなら、他の分野でがんばろう」「この人に認められないなら、別の人に認められよう」など、一方をあきらめて、他方に意識を向ける
一日2杯ブラックコーヒーを飲む
大事なのは「Don’t believe anybody」の精神。「誰も信用しない」とは、一見クールで、人でなしのように感じるかもしれませんが、「すべては自分の責任である」という覚悟の表れと考えることもできます
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お医者さんが書いた本は、健康のことだけに偏りがちですが、本書はきちんとビジネスパーソンに寄せて書いてあるので、仕事のどんなシーンでどう振る舞えばいいか、イメージが湧きます。
長く現役生活を続けるために、忙しくてもコンディションを整えるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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『整える習慣』小林弘幸・著 日本経済新聞出版
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◆目次◆
第1章 まず、モノを片づけて、心を安定させる
第2章 一日ごとの体の変化を意識する
第3章 無理したつき合いは断つ
第4章 体のスイッチを意識する
第5章 食べ物と食べ方を少しだけ変える
第6章 今夜の振り返りが、スムーズな明日をつくる
第7章 ストレスには正しく対処する
第8章 自分のタイプを知る
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