【売れています。繊細な人の処世術】
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本日ご紹介する一冊は、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)の生き方を論じ、大ベストセラーになっている一冊。
著者は、予約殺到のHSP専門カウンセラーで、これまでに600人をカウンセリングしてきたという、武田友紀さんです。
主にアーティストの方になりますが、土井も仕事や趣味でこのHSPの方と接することがあります。
話を聞くと、あまりに感性が細やかなため、生きづらさを感じることが多いそうです。
人間には、それぞれ人より細かい部分がありますから、仕事や対人関係において、このHSPの処世術は役に立つと思います。
いろんなポイントがありますが、なかでも、どうやってストレスを軽減するか、どうやって感性が異なる人とコミュニケーションするか、どんな視点で適職を選ぶかは、非HSPの方でも参考になると思いました。
生きにくさを感じている方、部下がHSPの方はもちろんですが、そうでない人にも、ぜひ読んで欲しい内容だと思いました。
さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックしてみます。
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繊細な人は、むしろ自分の繊細な感性をとことん大切にすることでラクになり、元気に生きていける
自分のまわりにある「いいもの」に気づき、深く味わう。まわりのものや人から嬉しさをもらって、身も心もふっくらする。これが繊細さんの「感じる力」がもたらす「いいこと」なのです
痛みやストレスが多い状況では、まわりに「いいもの」があっても感じにくい
人と一緒の時間が長いと苦しくなるのは、ただ、神経システムがそういうふうにできているのです。感じる力が強く、刺激量が許容量を超えるということ。誰にでも最適な刺激レベルがあり、他の人にとって何でもない刺激が、繊細さんにとっては強すぎるのです
「考えすぎて動けない」「ベストを求めすぎて、動けなくなってる」そう気づいたら、「とりあえず」を取り入れると、日々の仕事や生活がぐっとスピーディに進みます
繊細さんの悩みにはいろいろなケースがありますが、実は共通点があります。それは、相手の感情であれ仕事の改善点であれ、「気づいたことに半自動的に対応し、振り回されている」ということ。逆に言えば、繊細さんが元気に生きるためには、この自動応答を切ることが必要
感覚を閉ざすのではなく、ストレスのもとになるさまざまな刺激を「まずはモノで防ぐ」こと
楽しい予定の後にも休日を入れてください
寝室にはなるべくモノを置かないこと。部屋にあるモノの気配は案外あなどれません
言葉が伝わらなくて孤独だと感じたら、自分と同じ深さを持つ人を探しに出かけてほしい
非・繊細さんと上手にコミュニケーションをするためには、自分の感覚をわかってもらおうとするのではなく、やってほしいことを言葉ではっきり頼む必要があります
どんな職業であっても、気持ちよく働いている繊細さんには、「共通点」があります。それは、自分が思う「いいこと」「いいもの」を仕事にしていることです
繊細さんの適職の3条件
1.想い──やりたいこと、いいなと思えること
2.強み──得意なこと
3.環境──職場環境や労働条件
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こんなニッチなテーマですが、すでに10万部突破。支持されているのがよくわかります。
これからの時代に活躍できる人ほど、感性は細やかでしょうから、こういうノウハウは貴重ですね。
ぜひ読んでみてください。
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『「繊細さん」の本』武田友紀・著 飛鳥新社
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◆目次◆
第1章 繊細さんがラクになれる基本
第2章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
第3章 人間関係をラクにする技術
第4章 肩の力を抜いてのびのび働く技術
第5章 繊細さんが自分を活かす技術
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