2020年4月15日

『成功している人の“神風”の吹かせ方』常田アキエ・著 vol.5496

【生き方を変えたい人に】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4804763449

みなさんは、『旋風二十年』(森正蔵・著)という本をご存知でしょうか?

※参考:『旋風二十年』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JAN3D2/

じつはこれ、戦後最初のベストセラーとなった本で、敗戦後にこの本が発刊されるやいなや、売り切れ続出。それが3年続く、大ベストセラーとなりました。

戦争の真実を伝え、一大センセーションを巻き起こした本書の版元は、鱒書房という出版社。

本日ご紹介する一冊は、その鱒書房の経営者のお孫さんが書いた、注目の一冊。

奇しくも日本が新型コロナウイルスで完膚なきまでに叩きのめされたタイミングでの出版、ということになります。

本書で説かれているのは、理屈では答えが出ない大成功、大ヒットの裏側にある精神的側面の重要さ。

絶対に売れないと言われながら奇跡の大成功を収めた「青いジャム」、造園業を営む人物が、天啓を受けて作り始めたギターが世界的アーティストに評価された話など、興味深い事例とともに、事業で大切な「心」の部分が説かれています。

<商品に思いが充満しているという威力>
<「場」が一流の人物を育てる>
<すでに吹いている神風に気づく>

など、言葉を眺めているだけでも気づきが多い内容です。

ちょっとスピリチュアル系で、普段なら無視する類の本ですが、無視できないエネルギーが充満しているので、社会的状況も考慮してご紹介することにします。

本書の中から気になったポイントを赤ペンチェックして行きましょう。

—————————-

「誠があれば揺るがない」と常に私は思っているのですが、この青いジャムが売れるかどうかではなく、この青い天然色素で必ず癒やされる人がいて、私はこれを作りたい! という、誰が反対しようと、誰が小馬鹿にしようと絶対に諦めない姿勢は、できあがった商品に思いやエネルギーを充満させました

還暦を過ぎた世良公則の力強くまだまだ現役を感じさせるギターさばきに、「(自分と同じ年代で)現役で活躍しててかっこいいな」と思いながら壇さんは、ふと、「オラも、ギター弾いてみたい」と思い、すぐにリサイクルショップに行きギターを購入。2本で1500円の中古ギターです。その後、YouTubeを見ながらギターの練習にいそしんでいるところ、友人から連絡が来たのでした。「オメ(おまえ)ギター興味あるなら、わ(私)の家に1920年代物のギターがあるから見に来ないか?」と。壇さんは、すぐに、友人の家にギターを見に行きました。そのギターを抱えた瞬間、なぜか「オラも、ギター作れる」そう浮かんだそうなのです

相手に恥をかかせることなく、もらったものを上手にお裾分けしたり誰かに差し上げるということは、身を守るためでもある

昔から日本で行われる神事は、「願いを叶える」ことよりも、まずは「厄払い」を目的に行われるもののほうが多く、その後に感謝の「お礼参り」が続きます

ちょっと無理してでも逆位相の感情に伴う行動をしてみましょう

勘違いでもいいから信じ込む。そして、その先にある姿をイメージする。これが神風の原動力になります

日々日常、寝ても覚めても、常にそのことばかり考えて、いつも「こんなふうにできたらいいな」「こんな施設があったらいいな」をイメージしていると、時たま自然と変性状態が訪れます

「場」が一流の人物を育てる

神風が吹いている人の側に行く

神棚にはお願いごとをするのではなくて、おかげさまでという謙虚な気持ちで今日を無事に迎えられたことに感謝する

自分のエゴや欲望を外そう

黒姫和漢研究所の社内では、感謝の言葉が、朝礼をはじめ多くの場面で使われています。特に朝礼の中に、次のような感謝の式を設けています。
進行役「お客様に喜びをお届けするすてのものに感謝いたします」
全員「ありがとうございます」
進行役「出荷口にお向きください。すべてのお客様に感謝いたします」
全員「ありがとうございます」
進行役「正面にお向きください。今日のよき日に感謝いたします」
全員「ありがとうございます」

ものによって変わった気分や精神は、それがなくなるとすぐに元に戻ってしまったり、それに執着したりと、移ろいやすいものです。お金を払い着飾ったら確かに美しくなりますが、もし、お金がなければ同じことはできません。目に見えるものから得た幸せや充足感は、その場限りで変わりやすい

運命の中で出会うものは、すべてが天啓と神風で、そこに気づき感謝し、確信すると大きな神風になる

すでに吹いている神風に気づく

—————————-

ちょっとスピリチュアル系に走り過ぎているきらいはありますが、起業やビジネス、商品開発における「想い」の必要性を説いた点で、強く共感します。

人生に奇跡は起こる。でも、それは然るべき想いに行動と態度が伴った場合だけと個人的には思っていますが、まさにその力の重要性を説いたという点で、興味深い一冊です。

これまでのビジネスのやり方や生き方を変えたい方に、おすすめの一冊です。

———————————————–

『成功している人の“神風”の吹かせ方』常田アキエ・著 大和出版

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4804763449/

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0871XZ1D1/

———————————————–
◆目次◆

はじめに 「見えない世界」を味方につけよう
I  神風が吹く人には理由がある
II この世は目に見えないことばかり
III いつも守られている人の条件
IV 神風を吹かせる方法
V 見えない力を味方につける技術
おわりに もっと大きな神風になる

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー