2020年1月24日

『[婚活ビジネス]急成長のカラクリ』有薗隼人・著 vol.5441

【婚活ビジネスの実態と可能性】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594083838

本日ご紹介する一冊は、盛り上がる婚活ビジネスの実像と、今後のポテンシャルについて書いた業界分析本。

著者は、GMOインターネットの営業を経て、ITビジネスで起業、2017年より婚活情報ポータルサイト「ミラコロ」、結婚相談所「ミラージュ」を手掛ける、株式会社GEAR代表取締役の有薗隼人氏。

婚活業界の分析、主要企業とサービス、利用の実態とトラブル、今後の問題点などに触れています。

入会金や成婚報酬など、婚活ビジネスの報酬体系についても詳しく書かれており、業界の今がよくわかる内容となっています。

出会いの減少、男女の価値観の変化や離婚の増大、需要と供給のミスマッチにより、急成長している婚活業界ですが、本書を読めばその可能性とビジネスチャンスがよくわかります。

もちろん、ユーザー目線でも有用な情報が出されており、どうやってサービスを活用すれば成婚に至りやすいか、どんなサービス業者がいいかなど、現場目線で書かれているのが特長です。

いまや2000万人の独身男女が集い、1兆円マーケットとなった婚活ビジネス。

これから参入、投資を考えている方は、ぜひ本書で基礎を学びましょう。

さっそく、ポイントをチェックしてみます。

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婚活関連の業界最大手のIBJの決算説明資料(2018年12月期)によれば、同アプリの潜在市場規模は1兆円にのぼると試算しています。2015年の国勢調査の結果を見ると、結婚適齢期(20~50代)の未婚男女の数は約1984万5000人と莫大な数になっていますので、この潜在市場規模を超える可能性もあります

2018年の恋愛婚活アプリ市場の売り上げ規模は、168億2000万円。結婚相談業・結婚情報サービス業全体の市場規模は、500億~600億円と言われており、実に3分の1の売り上げを婚活アプリが占めている

マッチングアプリ市場は、1年間で成長率約163%を記録している

女性自身が収入とステータスを得られるようになったことで、男性にすべてを任せるよりも、一緒に生活して気楽な相手を求めるようになったのです。年収や学歴や身長が高くても、家のことは一切し
てくれないという男性よりは、収入やルックスはそこそこだけど一緒に家事をやってくれる「三平(平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格)」のほうがいい、という風潮が高まってきています

「ノッツェ」を運営する結婚情報センターが2012年に結婚相手に求める要素を調査した結果、「三高」を求める人は全体で1割を切ったのに対して、「三平」を求める層は男女合わせて78%にも上りました

女性がもっとも満足できる結婚年齢は25歳から28歳の間

シングルマザーの再婚にも婚活産業の需要が高まる

再婚相手に子どもがいる場合、「未就学児童なら抵抗が少ない」という人の割合が35%を占めています。一方で、もっとも厳しいのが中学生です。こちらは抵抗が少ないという人がわずか1%という厳しい結果になっています

結婚相談所の基本的な収入源となるのは、平均3万~5万円の「入会金」と5000~2万円ほどの「月額会費」、「お見合い料」。そして何よりも大きいのが、「成婚料」です

成婚料については、だいたい10万~20万円が相場

遺伝子婚活は2018年にスイスで考案された新しい婚活方法で、事前に行った遺伝子検査をもとに、相性のよさを0~100の数値で示します。その数値が70以上だと「相性がいい」という具合に診断して、遺伝子レベルで相手を探す

「地域少子化対策重点推進交付金」として、婚活に対し政府の予算がつくようになった

女性に人気が高いのが自衛隊特化型結婚相談所の「自衛隊プレミアムクラブ」です。こちらは登録している男性が10~30代の自衛官のみという異色の相談所です

何が欲しくて、何を諦めていいかを把握している方は、婚活市場で有利

本気の婚活を求めるなら、その知名度に惑わされることなく、
・月額料金がある程度高め
・男女同額の月額料金
・身分証の提出が必須で独身であることを証明できるといったポイントを押さえておく

「ギャンブル依存症」はいつの時代も受け入れられない

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正直、ここまで価値観が変わっていると、学校教育も家庭教育もそれに対応して変わらないといけないんじゃないかと思いました。

コミュニケーションできない子どものために親同士が婚活するケースもあるらしいですが、その前にコミュニケーションスキル何とかしようよ、って感じですね。

ビジネスとしてお考えの方も、プライベートで興味がある方も、ぜひチェックしてみてください。

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『[婚活ビジネス]急成長のカラクリ』有薗隼人・著 扶桑社

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◆目次◆

第1章 市場規模1兆円 婚活ビジネスが大盛況なワケ
第2章 巨大フランチャイズ「結婚相談所」の最前線
第3章 婚活の新興勢力「マッチングアプリ」の破壊力
第4章 激変した「結婚相手の条件」とモテる男女の実像
第5章 婚活で失敗した男女にあった「共通点」
第6章 トラブル事例で読み解く婚活業界のウソと本当

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