2019年11月8日

『ミニマム・プレゼンテーション』前田鎌利・著 vol.5392

【会社の看板を外しても魅力的な人の条件】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799108417

本日ご紹介する一冊は、孫正義氏の後継者育成機関「ソフトバンクアカデミア」の第一期生で初年度一位の成績を修め、『社内プレゼンの資料作成術』はじめ、プレゼン本でベストセラーを出している著者が、自分の「念い(おもい)」を伝える極意を紹介した一冊。

「ミニマム・プレゼンテーション」とは、相手の感情を動かすために、あなた自身の「念い」を限られた時間で端的に伝えることです。

※参考:『社内プレゼンの資料作成術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478061521/

著者のプレゼンノウハウを活用すると、プレゼンの採択率が上がり、社内の意思決定が速くなると評判ですが、本書ではそんな著者が、自分をどう伝えるか、ノウハウと心の置きどころを語っています。

著者の念いが強すぎたのか、前半は同じメッセージの繰り返しになっていますが、後半は、書家でもある著者の「書風」解説が面白い。

一流の人を本気で落とそうと思ったら、「手書き」や「手間ひま」かけることは重要な要素ですが、本書では、ワンランク上の自己表現を紹介しています。

縦軸に益荒男的か/手弱女的か、横軸に画一的か/個性的かを置き、「書風」を紹介したり、銀座の老舗の看板の書を解説したり、教養として知っておくと有利なうんちくが語られています。

タイトルを見て期待した内容とはちょっと違いますが、これはこれで興味深い内容です。

さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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新規事業や異業種とのコラボレーションを推進することが多くなってきた昨今においては、社内よりむしろ社外のネットワークをどれだけ幅広く確保しているかによって、課題解決に向けたスピードや精度が担保されるようになってきた

自分が所属している会社に依存しないようにするために、普段から何を意識すべきでしょうか? それは、「あなたと仕事がしたい」この一言を引き出せるかどうかがポイントになります。そのためには普段から「個」を意識することが重要なのです

「何を行うのか?」よりも「なぜそれを行いたいのか?」「何のために?」という「念い」が説明できないと、結果として相手に伝わらない

◆「念い」を伝える三つのポイント
(1)ターゲット
(2)シンプル+ロジカル
(3)感情

ベンチャー企業へ事業提案する際には、決済者は20代~30代の方が多く見受けられます。大手企業の決裁者は50代の方がコアな世代です。この時点で20年~30年のジェネレーションギャップが生じます。同じ資料を持参して、相手が満足に意思決定できるでしょうか? 答えはNOです。例えば大手企業の場合は、多数の決裁プロセスを通さないと決まらないことが多いものです。その提案資料に対して質問に的確に答えられるよう、補足資料のデータは多めに準備するほうが賢明です

相手に興味を持たなければ、あなたの「念い」は伝わらない

私はいつもビジネスを行う際に、相手の方と何の会話を交わすかを考えるのが好きなのですが、その方の仕事内容に留まらず、次の三つを伺うようにしています。
・ご出身
・お名前の由来
・趣味の話

◆今すぐ「味」のある字が書けるようになる、三つのステップ
(1)利き手と逆の手で書く
(2)逆の書き順で書く
(3)逆の向きから線を書く

「好き」なものと「あなたらしい」ものとは異なる

◆四つの個性
・正統派な書風「真(しん)」
・流れがある書風「麗(れい)」
・繊細で女性らしい書風「雅」(が)
・圧倒的な個性が出る書風「風」(ふう)

先人の書家たちは「個」、「オリジナル」を導き出すアプローチとして、
・中国の古典
・表現の目新しさ
・異種文化との融合

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個人的には、『社内プレゼンの資料作成術』の方が好きな本ですが、ビジネスコミュニケーションに「手書き」を入れたい方には、良いヒントとなる一冊です。

※参考:『社内プレゼンの資料作成術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478061521/

ぜひチェックしてみてください。

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『ミニマム・プレゼンテーション』前田鎌利・著 すばる舎

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799108417/

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07X5YHQGZ/

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◆目次◆

プロローグ あなたの「念い」を伝える「ミニマム・プレゼンテーション」
第1章 ミニマム・プレゼンテーションとは
第2章 念いを伝える「手書き」と「内観」の方法
第3章 他者の手書き文字を味わい、書風を学ぶ

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