2019年4月16日

『1時間でわかるインバウンド対策』訪日ラボ・著 vol.5257

【使える国別対応策】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4297104237

本日ご紹介する一冊は、注目されるインバウンドビジネスの実際と対策を、インバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」がまとめた一冊。

2018年の訪日外客数3119万人、多くは中国からの訪問客、くらいは知っていても、国別に違う動向について、知っている方は少ないのではないでしょうか。

本書では、中国、台湾、韓国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、日本の訪問の「お得意様」が、毎年どれぐらいの人数来ているのか、一回の訪問でどれだけ滞在し、お金を使うのか、などをまとめて紹介。

それぞれ違う趣味嗜好、消費傾向についても書かれており、インバウンドビジネスをする人なら、知っておいて損はないでしょう。

マーケティングに役立つ訪日外国人向けウェブメディア、訪日外国人向けガイドブックなどの紹介もあり、マーケティングのヒントとしても役立ちます。

これまでインバウンドビジネスを手掛けていなかった業種の方でも、これらの媒体を知ることで、チャンスはきっと広がるはずです。

さっそく、内容をチェックして行きましょう。

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観光を輸出とするならば、現在、一位は「自動車」で11兆8254億円(2017年)、二位は「半導体等電子部品」で4兆225万円(2017年)なので、訪日外国人旅行消費額は4兆5064億円(2018年)で二位に食い込む規模となります。日本政府が掲げるとおり、2030年の訪日外国人旅行消費額15兆円を達成すると、観光は日本の産業の中で一位となります

【中国】
中国では仕事や留学以外の目的では自由に海外旅行ができませんでしたが、1997年に団体での海外旅行が解禁、それ以降急速な経済成長で海外旅行をする人が増えました。2016年には1億3513万人に増え、この年には637万人の中国人が日本に訪れています(UNWTO、JNTO調べ)。また、日本も中国人への観光ビザ発給については慎重でしたが、2000年に団体観光ビザを解禁。2009年には年収制限を設けて富裕層への個人旅行客へのビザを発給し、現在も段階的にビザの発給条件を緩和しており、手軽に日本へ旅行できる環境が整ってきました

【台湾】
台湾人は中国文化圏では流行を先取りする存在として知られています。ネットや衛星放送などを駆使して日本のテレビ番組などから最新情報を入手していることが多く、人気のエンターテイメントや話題の商品についてよく知っています

台湾では、日本のドラッグストアで購入すべき医薬品を紹介する本が出版されるほど、医薬品や健康グッズは定番のお土産

【韓国】
他の国と比べ、3日以内のショートトリップの割合が際立って高く、週末を活用して弾丸訪日旅行をしている

【香港】
イギリスの植民地だった歴史的な背景があり、中国人と一緒にされるのに抵抗感を持っています。日本に初めて訪れる訪日香港人観光客は全体の20%以下で、反対に、約15%は日本に10回以上訪れているリピーター(中略)香港には日本ほどはっきりした四季がありません。そのため、雪や桜、紅葉などの四季が感じられる自然を楽しみに訪日する観光客が多い

【タイ】
訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率がもっとも著しい国のひとつ(中略)他の訪日外国人と比較して北海道への訪問数が多い

【イギリス】
ヨーロッパ最大の訪日観光客数を誇る国

【オーストラリア】
動物愛護の精神が強く、馬肉やくじらなどは懸念されがち

訪日外国人向けガイドブックの例
・暢遊日本(株式会社マイナビ)
・日本達人(ぴあ株式会社)
・EXPLORER MAP(ace cube co.ltd)

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「1時間でわかる」を謳っているように、必要最低限の情報であり、詳しく知りたい方は、もっと調べる必要がありますが、インバウンド向けの基本書としては十分だと思います。

薄いので、事業所によっては、まとめ買いして配っても良いのではないでしょうか。

インバウンドの実際を知りたいライターや編集者、記者にも、重宝する資料です。

ぜひチェックしてみてください。

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『1時間でわかるインバウンド対策』訪日ラボ・著 技術評論社

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<Kindleで購入する>
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◆目次◆

1章 なぜ今、インバウンドが注目を集めるのか
2章 国籍別の訪日外国人の特徴を理解しよう
3章 訪日外国人を受け入れよう
4章 業種別インバウンド対策のポイント

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