2019年3月14日

『グッドバイブス ご機嫌な仕事』倉園佳三・著 vol.5235

【幸せに仕事をするための、新しい視点】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295005479

「働き方改革」が叫ばれてから、われわれはずっと「コスパ」の世界を生きている気がします。

仕事をすることの本来の喜びは、没頭することや、貢献することなのに、「同じ給料でなるべく早く帰ること」や、「同じ時間でなるべく多く稼ぐこと」、「余った時間でさらに稼ぐこと」などが重要視されていて、これでは日本が世界に尊敬される仕事も、個人が幸せになる仕事も実現できそうにはありません。

また、「これからはプログラミングを勉強しなければダメだ」といった強迫観念も、本来個性を持って人に貢献するべき仕事の本質を見誤っている気がします。

本日ご紹介する一冊は、こんなもやもやした状況を吹き飛ばしてくれる、画期的な仕事論。

「良い感じ」を意味する「Good Vibes」を重視するという、まったく新しい仕事観で、どうすればわれわれが幸せに働けるか、仕事を通じて幸福に生きられるか、そのヒントを与えてくれています。

著者は元々、音楽家だった方ですが、インプレスのIT雑誌「インターネットマガジン」の編集長を経て、ITコンサルタント/執筆家として独立、現在は音楽活動を再開しているという、ユニークな経歴の人物です。

こんなにワクワクする仕事本を紹介できて、本当に嬉しく思います。

さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。

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「もしこの世界で、しあわせを感じているのが自分ひとりだけだとしたら、私は本当にしあわせなのだろうか?」

私たちは誰ひとりとして、他の人々がしてくれた仕事なしでは生きていけません。この事実は同時に、私たちの仕事が誰かの役に立つとき、それを受けとった人をしあわせにする可能性があることを示してくれています

私たちは、それぞれの仕事を交換することによって「互いに相手の人生に貢献しあっている」

個性とは片方を押すと反対側が飛び出るゴムまりのようなものです。押してへこんだほうが「ぼこ」(短所)、飛び出た反対側が「でこ」(長所)だとすると、凹を戻してしまえばその分だけ凸のとんがりも減ってしまいます

「では、仕事をとおして自分は何を補えるのか?」その答えがそのまま自分の「役割」になります

私たちが「いい感じの思い」をもって仕事をするとき、私たちの「グッドバイブス」は製品やサービスにそのまま宿り、それを使う受け手に共鳴をもたらす

「あなたが創りだしたモノと、あなた自身が同じ存在、ひとつであると感じられる状態」を目指せばいい

天職とは「天から授かった仕事」です。天が何を意味するかはさておき、やはりそこにたどり着くためには、私たちが曇った眼で行う選択を超えた、もっと純度の高い何かが必要な気がするのです

高いモチベーションもポジティブさも、揺れ動く気分の高いところを切りとって見たときの呼び名であって、仕事において「自分がいつもいる位置」としてはあまりに不安定

「バラバラ意識」にいるとき、私たちは「過去」と「未来」に生きている

「ひとつ意識」にいるとき、私たちは「いまここに」生きている

この「スローチャレンジ」によって3つのメリットが得られます。ひとつは「ゆっくりやっても費やす時間はふだんとあまり変わらない」という事実に気づけることです。(中略)2つめは「仕上がりが愛しくなる」ことです。(中略)そして最後のメリットが、自分がアウトプットした「仕上がりの愛しい仕事」を見て、自分自身が気持ちよくなれることです

罪悪感をもつとあなたは弱くなる

赦しは「ひとつ意識」への架け橋

あなたは2種類の選択しかできない。ひとつは恐れや不安に基づいた選択、もうひとつは愛に基づいた選択である

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赤ペンチェックで抜き出した言葉だけでも響くものがあると思いますが、この深い世界を理解するためには、ぜひ本文をきちんと読み込んでいただきたい。

それも著者が推奨するように、決して「速読ではなくゆっくりと」です。

ひさびさに気持ちの良い本に出合いました。

ぜひ、読んでみてください。

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『グッドバイブス ご機嫌な仕事』倉園佳三・著 インプレス

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◆目次◆

プロローグ しあわせの条件を自分の手に取り戻そう
第1章 なぜひとりでは幸福を感じられないのか?
第2章 生態系の中で生きるあなたの価値に気づく
第3章 何のために働くか? 誰のために働くか?
第4章 仕事と個性の切ってもきれない親密な関係
第5章 グッドバイブスから生まれる珠玉の仕事
第6章 本気モードが「しあわせな役割」に導く
第7章 仕事や人生から不機嫌さを消し去る方法
第8章 恐れや不安のない「いま」にダイブする
第9章 問題を解決する糸口はあなたの中にある
エピローグ 恐れと不安の選択か、愛のある選択か?

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