【アマゾンの圧倒的生産性の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046040009
本日ご紹介する一冊は、アマゾンジャパンの立ち上げメンバーの一人であり、アマゾン内部の仕組みを知り尽くした元ディレクター、佐藤将之さんによる、アマゾンの仕事術。
ここまで巨大になってなお、ものすごいスピードで成長し続けるアマゾンの社員たちはどんな働き方をしているのか、圧倒的にスピードを支える仕組みは何なのか、その秘密に迫った一冊です。
昨今は、いわゆるGAFAの存在感と成長スピードがすご過ぎて、多くの企業は「もうついていけない」という印象をお持ちだと思いますが、スピードにも必ず秘密があります。
確かに、GAFAの社員たちは優秀なF1ドライバーかもしれませんが、アマゾン内部にいた土井が見る限り、日本企業とGAFAでは、そもそも乗っているマシンがプリウスとF1ぐらい違うといった印象です。
であれば、必要なのは「保有能力」を議論することではなく、彼らの「行動」を研究すること。
きっとそこから、日本企業が彼らに対抗する術も見えてくるはずです。
内部から見た、アマゾンのスピード仕事術とは何か。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
———————————————–
速さは「不可能」を「可能」にする
「お客様」×「スピード」で、未来の働き方が見える
ゴールは明確だが、ルールで縛らない
マニュアルを固定してしまうとそれがベストだという思い込みにつながってしまう
◆今の自分を「スピード体質」に変える2つのアプローチ
1.自ら締め切りを前倒しして期間を少し短くする
2.自ら目標数値を引き上げて難易度をアップする
複数の糸口をイメージして行動する
あえて「独自メソッド」をつくらない
本来のゴールに基づいて「気持ちを急がせる」
「ライバルに勝つこと」が目的化されてしまうと、本来の主旨からズレたままスピードアップを行わなければいけません
自分たちを他の最高水準と比較、評価する
ベゾスが提供したかったのは、電子書籍というサービスではないのです。「人生の限られた時間を少しでもムダにしないための何か」をベゾスは提供したかったのです
◆やめてもいい作業の見分け方
1.迷ったときは「カスタマー・エクスペリエンス」
2.試しに一度やめてみる
アマゾンはすべてを数値化する
異常値を知るための仕組みをつくる
まず省かれるのは、部下が上司に判断を仰ぐという「ムダな時間」
もう1つ省かれるのは、上司が部下に指導や指示をする「ムダな時間」
アマゾンでは、反応率(コンバージョンレート)を非常に重要視しています
「今週の目標は?」に、すぐ答えられる人になる
生産性を1%上げたいなら5分短縮せよ
———————————————–
読み物としての出来という面から見れば、著者の前作の方が読み応えがありましたが、こちらはより幅広い読者に訴求する内容。
今の自分の働き方、働いている会社の組織と比べてどう違うのか、社内で議論してみてもいいと思います。
ぜひチェックしてみてください。
———————————————–
『極端のすすめ』安井元康・著 草思社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046040009/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07HQ11PCC/
———————————————–
◆目次◆
はじめに 速さは「不可能」を「可能」にする
第1章 アマゾンはなぜ「スピード」にこだわるのか?
第2章 アマゾンの時間マネジメント
第3章 アマゾンはすべてを数値化する
第4章 事業を加速させるミーティング
第5章 最高のスピードを生む組織・人材づくり
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。