2017年12月2日

『超、思考法 コロンビア大学ビジネススクール最重要講義』 ウィリアム・ダガン・著 児島修・訳 vol.4882

【超、人気】
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本日ご紹介する一冊は、コロンビア大学ビジネススクール上級講師、ウィリアム・ダガン氏による人気授業のエッセンスを紹介した講義本。

第6感を超えた「第7感」について解説しており、誰も思いつかなかった突然のひらめきや、「わかった!」という感覚を生む方法を述べています。

本書によると、第6感とは直感のことであり、
<何かに熟達した人たちは、ある状況ではむしろ第6感によって失
敗してしまいやすくなる>のだそうです。

<直感が効果的なのは、過去によく似た状況に遭遇したことがある場合のみ>。今日のように新しい状況がどんどん生まれる時代には、第6感はうまく機能しないのだそうです。

そこで欲しいのが「第7感」。

本書では、この第7感のメカニズムを解き明かし、どうすればひらめくことができるのか、どうすればひらめくためのマインドセットができるのか、丁寧に解説しています。

メソッド自体の目新しさは感じませんでしたが、スターバックスのハワード・シュルツのひらめきを追体験することで、ひらめくとはどういうことなのか、どうやって根底を覆すアイデアが生まれるのか、そのヒントが見えてきます。

さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。

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ほんの一瞬、たった一つのひらめきで、人生は永遠に変わる。イタリアのコーヒーバー文化をスターバックスに取り入れる──そのひらめきの結果、誰もが(シュルツ自身でさえ)予測できなかったほど巨大な、世界に名だたるコーヒーチェーンが誕生することになった

神経学者のエリック・カンデルによる「学習と記憶」に関する研究は、「あらゆる思考は、脳が記憶している情報の組み合わせにすぎない」ことを明らかにした

脳は、自由に記憶のなかを歩き回る時間を与えられたときに、重要な問題を解決する要素の組み合わせを見つける。それがひらめきの瞬間になるのだ

「歴史の先例」は、ひらめきの材料になるものだ

オープンマインドとは、目の前の状況についての既存の考えを、いったん頭からすべて忘れることのできる心の状態

第7感がもたらすひらめきは、その材料となる先例の一部の要素のみが新たな状況に当てはめられることで生じる。先例はそっくりそのままではなく、部分的に使われるのだ

成功しているものを目にしたら、その秘訣は何かを考えるのを習慣化

目の前の相手の話にどれくらい真実味があるかを判断するのに役立つのが、「話の詳しさや相手の謙虚さに注目すること」

オープンマインドとは、目の前の状況からいったん離れることだ

オープンマインドは、目標そのものを変えることに対してさえもオープンである

アイデアとそれを考えた人とは、切り離して考えるべきだ。「つねに正しい戦略家」などは存在しない。あるのは「良い戦略」だけだ

雑然とした環境は創造性を刺激する

「フリー・ユア・マインド」のカギは、カルマ(自分ではコントロールできないこと)に直面したときに、とるべきダルマ(自分でコントロールできること)は何かについて考えることだ

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「第7感」という言葉には好奇心をくすぐられますが、実際には、いわゆるクリエイティブ系の方が書きそうな発想本、心構え本です。

ひとつ、とても良かったのは、第7感がもたらすひらめきがどうやって生じるかを述べた、52ページ。

<第7感がもたらすひらめきは、その材料となる先例の一部の要素のみが新たな状況に当てはめられることで生じる>

アイデア発想力を鍛えたい人には、興味深い内容だと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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『超、思考法 コロンビア大学ビジネススクール最重要講義』
ウィリアム・ダガン・著 児島修・訳 ダイヤモンド社

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◆目次◆

CHAPTER1 もっとも「深い答え」を生みだす
CHAPTER2 それは「忘れた」ころにやってくる
CHAPTER3 「思考の燃料」を蓄積する
CHAPTER4 「脳のプラグ」をすべて抜く
      脳が本当の力を出せる状況をつくる
CHAPTER5 脳が一瞬で「スパーク」する
CHAPTER6 「考えるだけ」で終わらせない
CHAPTER7 すべての「ムダな思考」をやめる
CHAPTER8 全部を「マップ」にする
CHAPTER9 「良い質問」がすべてを変える
CHAPTER10 「1パーセント」の時間を使う

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