2017年11月10日

『頭に来てもアホとは戦うな!』田村耕太郎・著 vol.4860

【確かに。】
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本日ご紹介する一冊は、前参議院議員、第1次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた著者が、人間関係術を説いた一冊。

著者は元々、エール大学、ハーバード大学、ランド研究所で研究員を歴任したエリートですが、政治の世界に入って、いろいろと学ぶことが多かったようです。

皮肉なもので、人は学べば学ぶほど、他者の至らない点が目につくものですが、それをアウトプットしてしまうと、人生においてはかえってマイナス。

学んだ人ほど、「アホ」と戦わない技術を身につけるべきなのです。

・怒りとか憤り、ましてや仕返しなど無駄で後ろ向きなこと
・悪い奴ほど出世する
・日本のような嫉妬社会ではアホが出世しやすい
・アホと戦うのは人生の無駄
・責任感を感じているなら、組織のためならば、戦ってはいけない。
 相手を気持ちよくさせて組織のために誘導しないといけない
・成功する人の共通の特性は、常に「自分を見失わない」ところ

最近、大きな組織と仕事をする機会が増えてきて、ますます処世術を身につける必要を感じていますが、まさに目的にピッタリの一冊。

2014年に出された本ですが、組織変革の必要性が高まっている今こそ、読むべき一冊だと思います。

さっそく、中身をチェックしてみましょう。

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悪い奴ほど出世する。どうやら真理と善悪とは別である。私が知る限り、少なくとも成功する人は善悪ではなく真理を追求しているようだ。いい人生を送りたかったら、善悪の判断はできたほうがいいが、善悪、もっといえば勧善懲悪にこだわってはいけない

悔しい過去にこだわり、未来を犠牲にするか、それとも、成功するための真理に集中するのか

残念ながら、日本のような嫉妬社会ではアホが出世しやすい。能力がある人格者は、出世する途中で多数のアホに足を引っ張られてつぶされる可能性が高いからだ

「質の高い仕事をする」というプライドを持ち、手抜きをしたい自分と戦いながら仕事を続けていけば、相手が馬鹿にしてくるようなことはないし、それでもなめてくるような相手とは仕事をしなければいい。プライドやメンツをつぶされた? それがどうした? そんなものどうでもいいのである

成功すると、いろんな意図を持った人が持ち上げに来る。そういう称賛の声は素直に受けたほうがいいが、決して真に受けないことだ

ライバルへの仕返しは、相手の力を利用してこちらにメリットがあることを実現してしまうようにしたほうが建設的だ

実のところ、生意気な人間が好きな人は、限りなく少ないと思う。たいていの人は従順そうな人間が好きなのだ

忍耐といってもずっと我慢しろというわけではない。即答、即応してはいけないといっているのであり、まず嫌なことがあっても、グッと受け止めることに忍耐力を使うべきである

伝説のボクサー、モハメド・アリが最大のライバルであったジョージ・フォアマンに対して使った戦術である。彼は、ずっとやられたフリをしてフォアマンを調子づかせ、疲れさせ、最後の最後で全力で反撃して相手を驚かせ、狼狽させながらKOで仕留めたのである

仕事に敵という発想はいらない

事を成すために、経営者だろうが、学者だろうが、政治家だろうが、行政官だろうが、必要な能力がある。それは「相手の気持ちを見抜く力」だ

困っていなくても困った顔をせよ

間違っても負け組に乗らないこと

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「他人の気持ちがわからずに、その能力を十分に活かせなかったり、途中で挫折したり、消えてしまうエリートをたくさん見てきた」というくだりは、エリートの中にいた著者ならではの言葉であり、それだけに重みを持っています。

人生は学んだだけでは成功できない。
スキルを磨いてもなお、人間という壁がある。

本書は、その人間の壁を乗り越えるために、有用な一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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『頭に来てもアホとは戦うな!』田村耕太郎・著 朝日新聞出版

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◆目次◆

第1章 アホと戦うのは人生の無駄
第2章 臆病者のための戦略的コミュニケーションのススメ
第3章 どんな強者でも味方にする“人たらし”の技術
第4章 権力と評価の密接な関係
第5章 他人の目を気にするな
最終章 アホとではなく自分と戦え!

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