2017年8月18日

『強みを活かす』曽山哲人・著 vol.4776

【サイバーエージェントの強い組織づくり】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569836135

本日ご紹介する一冊は、サイバーエージェント取締役人事統括の曽山哲人さんが、個人・そして組織が「強みを活かす」ための方法論を説いた一冊。

この本、じつはクラウドファンディングで出されており、その分、著者がのびのび書いている印象があります。

人は他人に金を払ってもらってもそこまで真剣になれないけれど、知人に払ってもらったら真剣になるという、良い見本かもしれません。

内容的にも、人材難の時代のマネジメントの極意と、サイバーエージェントが実際にやっていることが書かれており、とても勉強になりました。

・どんなときに楽しさを感じるかを聞く
・マネジメントのバリエーションを増やす
・仕事以外の共通項をどれだけ持てるか
・キャリアプランよりキャリアオプション
・率直に、結論を一つだけ言い続ける

社員との面談のコツや、具体的な会話方法まで、詳しく載っており、じつに実践的です。

末端だけに限らず、ミドルの意識をどう高めるかについても書かれているのが特長です。

経営者からミドルマネジメントまで、幅広く使える本だと思います。

さっそく、要点をチェックしてみましょう。

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自己効力感を高くするにはどうすればよいのか。それは、「強みを見つけ、活かすこと」

一番成果を出す人に任せる

貢献の意識が高い人のほうが応援したくなり、結果として人望が集まりやすい

私がその人の強みの源泉を理解するために、面談や雑談でよく聞く質問があります。それは、「どんなときに楽しさを感じる?」という質問です。「どんなときに嬉しいと感じる?」などと言い換えたりもします

面談などにおいてその人をもっと知りたいと思ったときに、「キャリアライン」というものを書いてきてもらうことがあります。これはモチベーショングラフなどとも呼ばれるものですが、自分のこれまでの成長ストーリーを書き出してもらうものです

逆説的ですが、仕事における信頼関係の度合いは、「仕事以外の共通項がどれだけあるか」で決まります。仕事だけの関係は、仕事という一点だけの関係なので、つながりが弱いのです

月イチ面談で強みが見える

役に立つのが、文末にすべて「かも」と付ける方法です。書きにくいことや言いにくいことには全部、「かも」を付けて話す。これを私は「かもトーク」と呼んでいるのですが、書きにくくて言いにくいことを、書きやすくて言いやすくする工夫です

マネジャーが成果を出すための三つの習慣があります。それが、「目標」「役割」「評価」。「目標をもたせる」「役割を与える」「定期的に評価を伝える」ことが大事だと伝えています

キャリアプランよりキャリアオプション

面談では「ここを直してほしい」とはっきりと言います

本来の役割とは違う仕事を依頼するときには、「ごめん、いつもの役割と違うんだけど、お願いしてもいいかな」と、正直に言う

セカンドチャンスがあると、チャレンジが生まれる

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著者自身が、まだ発展の途上にあるという前提で書かれているため、マネジメントの視点からも、評価される側の視点からも読めるのが本書の特長です。

社長になりたければ、「社長になる」と「さらりと」言うなど、単純なようで大事なノウハウがいくつも載っており、まじめな人ほど読んでおきたい内容です。

ぜひチェックしてみてください。

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『強みを活かす』曽山哲人・著 PHP研究所

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◆目次◆

第1章 なぜ強みを活かすのか
第2章 強みを知る
第3章 強みを活かす話し方
第4章 強みを伸ばす
第5章 強みを活かすマネジメント
対談 実践・強みを活かす

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