2017年7月5日

『自分を変える!』アーノルド・ベネット・著 vol.4732

【「賢明なる生き方」の指南書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957781

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『自分の時間』の著者、アーノルド・ベネットによる人生指南書。

※参考:『自分の時間』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957641/

正直、『自分の時間』がブームになった直後に出た『最強の生き方』は期待外れでしたが、こちらは読み応えがありました。

適職選び、自分を知る方法、自己研鑽のための心構え、人間関係、幸福な恋愛と結婚、人生の後半を豊かに生きる方法…。

これから就職する、あるいは30代までがむしゃらに生きてきた人が、40代、50代になって自分の人生を再考する、という時に役立つ本だと思います。

なかでも、<自分の「気質」に忠実に生きる>と題されたChapter1は、働く全ての人に読んでいただきたい内容です。

Chapter2に書かれた<“申し分のない人生”を送るための6つの要件>も、ぜひ読んでおきたいところです。

さっそく、気になった部分をチェックしてみましょう。

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生きがいのある最高に充実した人生を送るためには、度を越さぬ程度に、持って生まれた「気質」を満足させてやることが必要

気質を敵にまわせば、みじめな一生を送るはめになる。どうもがいても気質には勝てはしないのである。理性で対抗しようとしても、徒労に終わるだけだ

われわれの一生で、気質を充分に考慮しなければならなくなる最初のタイミングは、職業を選ぶ時だ(中略)この分岐点はすこぶる重大であるということと、その選択の難しさはいくら誇張してもしすぎることはない

困難に打ち勝つのが若者の仕事であり、困難に遭わないようにするのが大人の仕事である

野心を遂げることが幸せとは限らない

失敗には後遺症が残る(中略)ひとつの失敗のために、一生やる気をなくしてしまいかねないのだ

いくら華やかで将来性のある職業でも、才能が少しも活かされず、欠点が命とりになりそうなら、そんな職業は選択肢から除外すべきだ

習慣を解きほぐすほんとうの目的は、その習慣が自分にどんな影響を与えてきたか、他の能力の正常な働きをどこまで妨害してきたか、そして結果的に他の人たちにどんな迷惑をかけてきたかをつきとめることにある

◆“申し分のない人生”を送るための6つの要件
1.自分の身体の内部構造や機能を知る
2.すべては自分の“足元”の観察から始まる
3.生活が成り立ってこそ立派な仕事ができる
4.一市民として国家に対して持論を持つ
5.「教育とは何か」を理解する
6.何が善で、何が悪かの判断力をつける

母性愛も含めて、愛と名のつくものにはすべて、この不可思議な2つの相反する機能がある。すなわち、「幻影や錯覚」と、「冷淡さと嫌悪感」である

母性愛には安心して甘えられるが、夫婦愛に甘えは許されない。この自明の原理を自覚することが、安定した結婚生活の基礎である

社会は家族以上に大切である。家族のために、というのは、共同社会を無視する口実にはならない

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本書の原題は、“How to make the best of life”。

それゆえ、サブタイトルには「自分が喜ぶ生き方を選ぶ」と書かれています。

自分が心から喜ぶ生き方をするために、訳者・渡部昇一さんのすばらしい解説も併せてぜひ読んでみてください。

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『自分を変える!』アーノルド・ベネット・著 渡部昇一・訳 三笠書房

<Amazon.co.jpで購入する>
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<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2tOpd7R

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◆目次◆

Chapter1 [能力を最大限に発揮する力]
自分の「気質」に忠実に生きる
Chapter2 [自分を新しくする力]
すべては「自分自身をよく知る」ことから始める
Chapter3 [想像力を活かす力]
上手な人づきあいが「人生成功の鍵」
Chapter4 [充実した一生をつくりだす力]
この「幸福の習慣」をくり返し実行できる人は強い
Chapter5 [賢明に生きる力]
人生の前半も後半も、ともに知的向上をめざして

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