【大好評の英語特集が新書に!】
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ニューヨークを訪れているということで、当然英語に対する関心が強まっています。
昨年までの滞在で、随分聞き取れるようになりましたし、しゃべれるようにもなりましたが、まだまだ求めるビジネスレベルには遠く及びません。
そこで本日読んだのが、どうやったら効率的に英語を学べるかをまとめた、『40代からの「英語」の学び方』。
大反響を呼んだという、雑誌『THE21』の人気特集を新書化したもので、以下の文言に、思わずつられて手に取ってしまいました(笑)。
・40代からは「語彙を増やさない」
・40代からは「複雑な文法は捨てる」
・40代からは「単なる試験対策はしない」
以前、ご講演くださった杉田敏さんが、「教養とはボキャブラリーのこと」とおっしゃっていて、土井もそれに共感していることから、1つ目の原則には懐疑的ですが、2つ目、3つ目はtotally agreeです。
勉強時間を作るのが難しい多忙な40代ビジネスパーソンのために徹底取材した「最速&省エネ勉強法」。
どんなことが書いてあるのか、さっそくチェックしてみましょう。
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ひたすら日本語を英訳する習慣はもうやめましょう。自然な英語表現にたくさん接し、その表現をそのまま使ってください
場面ごとのフレーズをまずはそのまま覚え込む
演説のシャドーイングは、英語力と演説力を同時に鍛えられるという意味でも有効
仕事で求められるのは、その専門分野で英語を使うこと
自分が使いたいセンテンスが例文として載っている教材を1冊選び、徹底的に覚える
知らない単語は「画像検索」してイメージで覚える
「発音を一人で確認するには、iPhoneのSiri(音声認識機能)を使っています」
難しい表現をするより、短く、わかりやすく表現する
「主語・動詞・目的語」の3要素で文を組み立てよう
一つの文につき、一つの情報を伝える
丁寧なのは、「Would you please~?(~していただけますでしょうか)」。2語加えるだけで、印象が格段に良くなります。「It Would be appreciated if you could~(していただけるとうれしいです)」「It would be helpful if you could~(~していただけると助かります)」も丁寧。この3つを覚えておけば十分でしょう
ある言語学者の研究によると「母国語→外国語」ルートの言葉の覚え方は、「外国語→母国語」ルートで覚えるのに比べ、約4倍の労力を要するという
アウトプットすることが、脳に最も強く記憶させる秘訣
論理的に物事を見るときの物差しは3つ。「イコール関係」「対立関係」「因果関係」です
下手でも堂々としていればいい
言語の上達は結局のところ場数が左右する
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さすが雑誌編集部が作っているだけあって、全体的に作り込みがしっかりしている印象です。
ゴールドマン・サックスで最年少でゼネラル・パートナーを務めた松本大さん、モルガン銀行東京支店長として活躍した藤巻健史さんはじめ、ビジネスの達人たちの英語学習法がまとめられており、じつに勉強になりました。
紹介されている表現は基礎レベルですが、英語学習書のベストセラー著者も登場し、エッセンスを紹介してくれているので、いろんな主張をつまみ食いするには良い本だと思いました。
ぜひチェックしてみてください。
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『40代からの「英語」の学び方』『THE21』編集部・編 PHP研究所
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◆目次◆
第1章 「40代から英語ができる人」になる勉強法
第2章 大人のための「超効率的」勉強法
第3章 あの人は、社会人になってからいかに英語をマスターしたか?
巻末付録 今さら聞けない「中学英文法」の基本のキホン
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