2017年3月5日

『いきたい場所で生きる』米田智彦・著 vol.4610

【移住を考えたら読む本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799320319

昨年までは東京とニューヨーク、昨年末から今年にかけて東京と山口と、2拠点間生活を続けています。

幸い、どちらの都市も肌に合っており、かつ仕事もできたことから、仕事と人間関係さえうまく行けば、世界中どこに住んでもいいんじゃないかという自由な考え方になりつつあります。(結局、大都市が肌に合うので住み続けると思いますが)

著者でも、佐々木俊尚さん、本田直之さん、イケダハヤトさんなどが移住、複数拠点で暮らすことをしており、注目が集まっている生き方と言っていいでしょう。

※参考:『そして、暮らしは共同体になる。』佐々木俊尚・著 アノニマ・スタジオ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877587551/

※参考:『ノマドライフ』
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023310573/

※参考:『まだ東京で消耗してるの?』
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344984056/

本日ご紹介する一冊は、ますます関心が高まる「移住」について、体験者のレポートも交えながら紹介した一冊。

著者は、編集者、文筆家で、月間読者数580万人のウェブメディア「ライフハッカー[日本版]」の編集長も務める米田智彦さんです。

本書には、著者が国内外33人への取材をもとにまとめたレポートと、キーパーソン4名との特別対談が収録されています。

現地の写真に加え、「移住を考えている人へのアドバイス」などの項目もあり、移住したい人にとっては、参考になる内容だと思います。

さっそく、気になったポイントをチェックして行きましょう。

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ICTを使ったリモートワークの実現によって、住む場所、暮らす街すら、選べる時代がきている

総務省が二〇一六年六月に発表した「各都道府県及び市町村における移住の実態等を把握するための聞き取り調査」では、移住に関する相談件数が一四万一千六百八十三件にのぼったことが報告されている。全国でもずば抜けて件数が多かったのが長野県への移住相談の一万二千件で、二位の高知ですら八千件と、その人気ぶりは注目に値する。しかし、この調査で僕がもっとも気になったのは、相談者の関心事で「住まい」の次に「仕事」がきていることだ。つまり、この相談者たちは、年金暮らしのリタイア後の楽園探しとして移住を考えているわけではない

「移住したい理由」という問いに対する答えとして「出身地であるから」に次いで「スローライフを実現したいから」が全体の三六・九%を占め、特に三十代男性は四七・九%という高い数字が見られた

ドイツのベルリンやオランダのアムステルダムのように、多様性を持って移民に寛容な国や都市があり、そのなかでフリーランスビザやアーティストビザを取りつつ、活動している人たちがいる

最初から直接移住するのではなく、暮らしを試す「試住」を、まずは検討したい

ソフト面のメリットがたくさん揃っていても、「働く場所と収入」というハード面が失われると、しんどいものがあります。逆にそれさえ確保しておけば、田舎暮らしのメリットをフルに感じることができると思います。いままで勤めていた会社から受託というかたちで仕事を受けておくなど、都市部と離れていてもできる仕事をあらかじめつくっておき、収入源を確保しておくことをお勧めします。(藤村さやか 宮城・気仙沼)

共感できる“人”と“文化”があるかどうかが大事
(津田賀央 長野・富士見)

リノベーションの際、自分たちでできることで一番コストパフォーマンスが高いのが床の張り替え

住民に対してイメージづくりで先手を打つ

オランダでの部屋探しにもっとも有効なのが、なんとフェイスブックだという。オランダに住むための英語のフェイスブックの公開グループがあり、承認されれば、そのグループのなかでどんどん物件案内が届くというシステムだ

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構成上、どうしてもカタログ的になり、一つの地域・ケースを深く知ることはできませんが、調査の入り口としては興味深い情報が示されていると思います。

ところどころサービスの固有名詞がなかったり、若干不親切な部分はありますが、本気で動く人なら、問題にならないでしょう。

働き方、生き方に、新たな選択肢を加える一冊。

ぜひチェックしてみてください。

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『いきたい場所で生きる』米田智彦・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

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http://bit.ly/2mQtpNP

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◆目次◆

プロローグ
第1章 移住について、いま知っておきたいこと
第2章 国内での移住を考える
対談I イケダハヤト 高知の限界集落だからできること
対談II 伊藤洋志 ナリワイ的多拠点生活 in 熊野
第3章 国外への移住を考える
対談III 井上貴至 新しい地方創生の鍵は「若者・よそ者・ばか者」
対談IV 林篤志 もっと人が移動できる時代にしたい
第4章 働きながら移住する僕ら
エピローグ

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